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第96回  八王子市役所の防災担当の方に聞く②

今回のリサーチ部では前回に引き続き、「まるちゃん」こと法政大学の丸岡美貴と事務局の伊藤が生活安全部防災課課長の野口庄司さん、生活安全部防災課の志村保幸さん、都市戦略部広報課課長の補佐兼主査の大山崇さんにお話を伺います。

 

まるちゃん:
市役所の防災課として、日頃、どのような防災対策をなさっていますか。

野口さん:
昨今、首都直下地震の可能性が非常に高まっている中で、いかに被害を減らしていくかという、減災に向けて様々な取り組みを行っています。例えば、食料品などの生活用品の備蓄や、建物の耐震化に八王子市として取り組んでいます。市民の皆様へ、自助共助公助の啓発活動も行っています。

まるちゃん:
具体的に、自助共助公助の啓発活動とは、どのようなことを行っていますか?

野口さん:
出前の講座という形で、市民の皆様の前に出向いていき、自分の命は自分で守る、日ごろからの災害対策の重要性や、どのような対策をとればいいのか、地震対策に関しては、家具の転倒防止や、まず自分の地域の危険性を知ってもらい、自分の地域の周りにはどのような危険性があるのか、土砂崩れの危険性、川の近くのお住まいの方であれば、増水の危険性、床下、床上浸水がある、そのような危険をまず、地域の方に知ってもらい、事前に災害に備えることの重要性を皆様に知ってもらうための活動を行っています。

まるちゃん:
八王子市役所では平成20年の8月末に豪雨があった際の取り組みの記録や、東日本大震災の時の市役所の動きの記録、女性のための防災対策というPDFファイルをインターネット上に出していますが、それらも、活動の一環なのですか?

野口さん:
そうですね。市が行っている、様々な災害対策を市民の方に知ってもらう、あるいは、実践してもらうためにORすることも、市の役割だと考えています。

まるちゃん:
これからの季節は、台風などの豪雨の多い季節ということで、平成20年8月末の豪雨の際の取り組みについて、お聞きしたいのですが、八王子市内の高尾で、集中的な被害があり、床下浸水が100件以上や、高尾駅が冠水するということがありました。その際、市としては、どのような対応がとられたのでしょうか。

野口さん:
今、お話があった、高尾方面は、特に集中豪雨が激しかったため、土砂崩れの危険性がありました。これは、住民の方々の命の危険にもなるということで、近くの小学校に避難所を開設し、一軒一軒回り、避難の呼びかけをしました。その結果、土砂崩れなどはあったものの、幸いにして、人の被害は一件も出すことはありませんでした。まず、人命第一という、人の命を最優先にどうやって守るかということを、念頭に置き、対策を行っていきました。

まるちゃん:
その時の取り組みは、今年の6月6日の豪雨の際は生かされていましたか。

野口さん:
やはり、その時も、川が増水し、川の護岸が崩れ、民家に迫ってきました。そのまま、万が一民家の土手の崩落が進むと、民家に影響がある、ひいては、人命に関わるので、早めに非難をしていただき、避難勧告を出して、安全な所に避難してもらいました。

まるちゃん:
最後に、大学生に、心がけてもらいたい防災対策や、私たちができる事について、お願いします。

野口さん:
大学生の皆様には、様々な災害の面で協力していただくことを期待しています。ただ、災害の協力をしていただくボランティアとして活動してもらうためには、まず、自分が災害の被害者にならないということが大切ですから、日頃から、どうすれば、自分が被害者にならないかよく考えながら生活していただきたいと思います。

志村さん:
八王子には20あまりの大学があり、街中にも多くの学生の姿を見かけることができます。やはり、こういった、大学生、若者の力が、八王子の力になると理解していただければと思います。

大山さん:
やはり、学生の街八王子ということで、そういった若い方々のご協力を是非仰ぎながら、情報展開などをしていければと思います。

担当

鎌田 隼人(法政大学)

鎌田 隼人(法政大学)

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