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第92回  エフエム滋賀の糸井 孝実さんに聞く②

 先週に引き続き、株式会社エフエム滋賀の編成制作部部長の糸井孝実さんからお話を伺いました。糸井さんの勤めているエフエム滋賀では防災ハンドブックを作成しており、滋賀県内の小学校高学年の子供たちに配布しています。聞き手は龍谷大学の「かどしょー」こと角 笙平です。

かどしょー:
防災ハンドブックをどのように活用しているのですか?

糸井さん:
防災ハンドブックは毎年7万部作っていて、2013年度版は家族で読める防災ハンドブックということで子供達でもわかるような内容にして作成しました。内容は「地震って何?」「災害に備えよう」「原子力災害って何?」「風水害って何?」という大まかに四つの分野での説明となっています。このハンドブックは滋賀県内のほぼ全ての小学校5年生、6年生に配布しているのですが、小学生の子どもたちでも分かりやすいように防災の基礎知識を挿絵やフリガナを取り入れながら作成しています。

かどしょー:
エフエム滋賀は放送局としてどのような防災への啓発をおこなっているのですか?

糸井さん:
ラジオ局の存在意義として一番にあるものは安心安全メディアであり、大きな災害が起こったときに頼りになり、身近に寄り添うメディアとしてラジオは存在しています。その意識を持ち、災害が起こったときにどのようにして滋賀県の皆さんの役に立てるのかを考えながら隔週の放送を行っています。
また、国が推奨する公共情報コモンズにも早くから参加していち早く情報をお届けする体制を整えており、最近ではPM2.5に関して健康を害するものとして県民の皆さんに情報をお届けしています。その中で情報の格差が起こらないように優しくわかりやすい口調で情報を届けることも責務であると考えています。
そして、毎年2月11日の祝日にNHK大津、エフエム滋賀、エフエム草津、エフエム彦根、エフエム東近江の合計5局にて防災に関しての合同制作番組を作成しています。県民の皆さんに防災に対する情報を届けるということは当たり前なのですが、いざ何か大きな災害が発生した時にうまく情報を届けることができないという状況を避けるためにも、放送局同士の関係をより強固にすることで協力してしっかりと情報を届ける為のトレーニングとしての意味合いもあります。

かどしょー:
自分が石川県出身なのですが、石川県ではあまり災害が起きないために防災に関しての意識がとても薄いのでこれから石川県民として防災に対する意識を改める必要があるかなと今回お話を伺う中で感じました。

糸井さん:
防災意識に関しては地域によって強弱はあるものですが、我々生活者にとって備えて備えすぎているということはないと思うので、自分のその意識を啓発して、地域住民に呼びかけていくことは市民として行っていくべきでないかなと思います。

担当

担当:角 笙平(龍谷大学)

担当:角 笙平(龍谷大学)

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