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第91回  エフエム滋賀の糸井 孝実さんに聞く①

 株式会社エフエム滋賀の編成制作部部長の糸井 孝実さんからお話を伺いました。糸井さんの勤めているエフエム滋賀では防災ハンドブックを作成しており、滋賀県内の小学校高学年の子どもたちに配布しています。聞き手は「かどしょー」こと龍谷大学の角 笙平です。

かどしょー:
阪神淡路大震災の時に大阪にいらっしゃって取材を行ったというお話でしたがどのような状況だったのですか?

糸井さん:
今の学生たちの中にはご存知ない方もいるかもしれませんがあれは平成7年1月17日のことでした。当時は大阪の放送局に勤めていて京都に在住していたのですが、寝ている時にタンスが自分のうえに倒れてくるかのような揺れを感じました。「これはただ事ではない」とNHKの番組をつけてチェックしました。その時はまだ情報がうまく伝わっておらず、大阪が震源地という情報が流れていました。
これは取材に行かなければと大阪に向かおうとすると電車が止まっていて、その中で唯一京阪電車のみが動いていたので京阪電車とタクシーを使って会社まで向かいました。会社に着く頃には神戸が震源と分かっていたので中継車に飛び乗って神戸に向かいました。
神戸に向かう途中でも阪神高速も崩壊していて道が塞がれていたので「これはあかん」と違う道を探して六甲山の方へ向かったのですが、六甲山でも道が崖崩れでどうも通ることのできないような状況でした。なんとか西宮の町まで行ったのですが家屋がほとんど倒壊しており、それから一週間は取材活動を行いました。

かどしょー:
そのような経験は今回取材させていただく防災ハンドブックと何か関係はあるのでしょうか?

糸井さん:
だから防災ハンドブック、といったような直接的な関係はないのです。しかし、このような被災をしたという経験からあまり神戸に近寄れないという期間もあったのですが、やはり時が経つと少し忘れがちになってしまうところもあるなと思います。
そういったところから滋賀県の方々がもっと防災に対しての意識を持つべきだと思ったところがきっかけではあります。また、毎年2月11日の祝日にNHK大津、エフエム滋賀、エフエム草津、エフエム彦根、エフエム東大見の合計5局にて防災に関しての合同制作番組を作成しており、そのような番組づくりにも繋がっているのかなとも思います。

担当

担当:角 笙平(龍谷大学)

担当:角 笙平(龍谷大学)

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