HOME > リサーチ部 > ちよだボランティアセンター長の片倉 裕司さんに聞く①~地域のボランティアセンターとは?~

リサーチ部

第77回 FMネットワークの利点、問題点、今後の展望について

 先週に引き続き、私たちの『防ラジ』の制作会社である株式会社ジェイクランプの佐々木 健二さんからお話を聞きました。今週は「復興FMネットワークを通して、コミュニティFMは地域にどのような役割を果たすのか」について話をしてもらいます。聞き手は「まるちゃん」こと法政大学4年の丸岡 美貴です。

まるちゃん:
復興FMネットワークとは東日本大震災を機に15局のFM局が加盟したネットワークなのですが、連携することによる利点はなにがありますか?

佐々木さん:
いま共同番組を作ってなにをしようとしているかというと、あれほどの大震災があって、それをくぐり抜けてきた被災先輩ラジオ局というイメージがあり、立ち上がり方や、そのとき何をしたのかというのは各地域で違います。
例えば岩手県だと三陸のリアス式海岸の地域は津波の被害が大きく、また宮城県だと仙台平野なので、陸の奥の方まで津波がきています。福島県だと原発が絡んでおり様々なケースがあります。
東日本大震災で被害を受けた地域と似ている地域がどこかにもあるかもしれません。各局にそのとき何をしたかを、将来震災が起こりうる全国に発信することによって、自分たちの地域はこのパターンに当てはまるかもしれない、と思ってもらい役に立ててもらえればと思っています。

まるちゃん:
阪神淡路大震災の経験を東日本大震災に活かしたケースもありますし、そういうことをこのネットワークを通してできればいいな、ということですね。復興FMネットワークが抱える問題点などがありましたら教えてください。

佐々木さん:
第1回でも話したように地域経済が傷ついて運営が厳しくなっている、また取り組みをどうするかなど、各局に問題点があったためこのネットワークが結成されました。

まるちゃん:
大学生のような若者はどのような貢献ができると思いますか?

佐々木さん:
たとえばIVUSAは災害があるとすぐその地域に行って肉体的なボランティアをやりますよね。それは素晴らしいし、なくてはならないことなのですが、まるちゃんをはじめ大学生が防災ラジオはじめました(以下、防ラジ)メンバーは話し方やまとめ方などのスキルが出来てきているから、例えば南海トラフなどで災害が発生して、どこかの市が機材だけを用意してくれた。そのときに話す側などの運営側はなかなか見つからないと思います。
そのときに復興FMネットワークのパターンに近い人がリーダーとなり、パーソナリティーとして防ラジメンバーが技術的なボランティアをすればいいのではないかと思います。まずは防ラジメンバーが話し、それを聞いた地域の一般市民の方々がパーソナリティーをしたいと思い、参加する場合にも話し方などのアドバイスもできると思います。

まるちゃん:
新しいボランティアの形を検討し、広げていきたいと思いました。佐々木さん3週間にわたりありがとうございました。

 次週は「復興FMネットワークの展望」「大学生はどのような協力ができるのか」引き続きお話を聞きます。

担当

宮本 将司(法政大学)

宮本 将司(法政大学)

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