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第70回 ちよだボランティアセンター長の片倉 裕司さんに聞く①~地域のボランティアセンターとは?~

 今週から三週に渡って、東京都千代田区にあるちよだボランティアセンターのセンター長をされている片倉 裕司さんにお話を伺います。インタビュアーは「ななみん」こと東洋大学の高橋 七望です。

ななみん:
実は私ボランティアセンターに来るのが初めてなのですが、どのようなことをされているのですか?

片倉さん:
私たちは千代田区社会福祉協議会の社員で、場所は神保町、水道橋駅などから歩いて5分くらいのところにボランティアセンターはあります。社会福祉協議会というのは社会福祉法に位置づけられている法人です。
ただ私たちは行政の公務員ではなく、民間なのですが、主に地域福祉という分野の支援活動をしている団体です。地域福祉というのは、ご近所助け合って生活していけるような仕組み作りやサポートをすることです。その中にボランティアセンターという部署があります。ボランティアをしたい人とボランティアを必要としている人たちをつなげるのがボランティアセンターの役割です。

ななみん:
つなげる対象は団体と個人のどちらなのですか?

片倉さん:
様々なケースがあります。千代田区は丸の内や神保町などには会社や学校がたくさんあって、住んでいる人口は約5万人と他の区と比べると少ないです。ですから、千代田区で働いている方や、千代田区にかよっている学生にもボランティアをしてもおうという取り組みをたくさんしています。ボランティアしたいという人は個人や、グループ、NPOなど様々な方から相談があります。ボランティアを必要としている人も個人や団体など様々な方から相談がありますので個人と個人をつないだり、団体と団体をつないだりといろいろなことをしています。

ななみん:
IVUSAもちよだボランティアセンターにお世話になっているのですが、きっかけや活動内容を教えてください。

片倉さん:
IVUSAの学生も千代田区の学校に通っている方が非常に多く、今は法政大学市ヶ谷キャンパスに通っている学生を中心に活動されていると聞いています。10年くらい前に靖国神社で千代田区が毎年お祭りを開催しており、そこに社会福祉協議会もブースを出して活動紹介をしたのですが、そこにIVUSAの法政大学の学生が何人かで来て「私たち千代田区の学校に通っており、様々なボランティアをしています。ぜひ千代田区ボランティアセンターさんとお知り合いになりたいです」と訪ねてきてくれて、そこからお付き合いが始まっています。
活動は千代田区の障がい者の方が外出するときの付き添いや、千代田区の避難訓練のときに参加してもらって少しずつ繋がりを作っていました。大きな転換期だったのが、5年くらい前に東京都に大きな集中豪雨で千代田区の一部が冠水してしまったときに、千代田区に住んでいたお年寄りの家が床上浸水になって絨毯を乾かすためにタンス等を動かしたいとしボランティアセンターに相談がありました。たまたまセンターでIVUSAの学生が打ち合わせをしていたので、お年寄りの住宅に行って作業してもらいました。
その活動が地域の方に喜んでいただけたのと同時に、私たちのなかでもIVUSAってすごい団体だなと感じ、災害が起きたときに、共に助け合える協定を結ぶことになり、今に至ります。

ななみん:
協定を結ぶことにより、どのようなことが可能になるのですか?

片倉さん:
災害時の支援協定になるので、例えば東京で災害が起こると私たち社会福祉協議会の職員も被災者となり、ここの仕事もできなくなる人も出てきます。しかしボランティアを必要としている方やしたい方もでてきます。そういった方たちをうまく調整するための人材として、災害現場で作業し慣れているIVUSAの方たちに支援していただければ効率よく支援活動できると考えています。

ななみん:
ありがとうございます。次は大学との協定について詳しく聞いていこうと思います。

担当

宮本 将司(法政大学)

宮本 将司(法政大学)