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第69回 兵庫県姫路市FMゲンキの津雲 あおいさんに聞く【3】 ~緊急放送は実際どのように行われたか?~

 今週も先週に引き続き、兵庫県姫路市FMゲンキの津雲あおいさんに、緊急放送を実際にどのように行われたか伺いました。インタビュアーは、「あゆみん」こと中央大学の上田歩です。

インタビューに答えていただいた津雲さん
インタビューに答えていただいた津雲さん

上田:
 先週は、緊急放送を切り替えるタイミングをなぜルール化したのか、夜間で人員が不足しているどのように対応するのか、一人であった場合どのように最新情報を集め、発信していくのか、ということについてお話を伺いました。今年、緊急放送は何度放送されましたか?
津雲さん:
 タイミングとしては、大きくわけて三回ありました。4月に地震がありました。こちら兵庫県姫路市はめったに災害が発生しない穏やかな地域なのですが、午前5時33分に地震があり、その際は消防局からの割り込み放送を、5時41分から行いました。その後FMゲンキのスタッフが到着し、5時45分から放送を始め、その後、28回緊急放送しました。
上田:
 28回も放送なさったんですか?
津雲さん:
 ただ、生放送の番組においては、パーソナリティが話題として、番組中に随時放送するという形でした。また、9月に大雨や台風が接近した際に、二度放送しましたが、それぞれ警報が出てから警報が解除されるまで、9月2日から4日まで昼夜連続して放送を行いました。
上田:
 とても多い回数で放送されているのですね。
津雲さん:
 それでもこちらの地域は災害が少ないので、少ない方だとは思います。
上田:
 緊急放送に対し、リスナーの方から何か反応はありましたか?
津雲さん:
 私が事前に収録した啓発文や、警報が出ているというアナウンスに加え、その時夜勤の当番であった営業の社員が担当していました。翌朝にリスナーさんからお電話をいただき、一晩ご苦労様でしたとお言葉をいただきましたが、実は録音なんですと言えませんでした。(笑)
 私たちが想像しているよりも頼りにされていると感じました。何かあった際は、FMゲンキを聴いてくださっています。そして、聞いてくださる方のためにもより一層気を引き締めなくてはならないと思います。
上田:
 緊急放送以外で、災害に備えておいたほうがいいということはありますか?
津雲さん:
 放送局としては、電源が落ちてしまうと何も放送できなくなってしまいますので、UPSという、停電時なども、蓄電池などでバックアップできるようにしたり、発電機を購入し、社員誰でも動かせるように定期的に訓練を行ったり、普段放送を行っている場所が使えなくなってしまった時のために、山の上にある送信所に機材を持ち込み放送できるような設備を置いたりしています。また、一式君とよんでいる、送信所での放送が長期化することを想定した機材を放送局に準備してあります。
上田:
 最後に私たち大学生へのメッセージをお願いします。
津雲さん:
 万が一のことは起こらないに越したことはないのですが、仮に今いるところで災害が起こってしまった時のことを頭に入れて生活して欲しいです。また、みなさんぜひラジオを購入してください。今、スマートフォンなどでもラジオが聞けると思いますが、何かあった際に、情報を手に入れる手段を複数持った方がいいです。ネットなどの情報に加え、電波での情報を手に入れることで、より確実な情報を知ることができます。

担当

鎌田 隼人(法政大学)

鎌田 隼人(法政大学)