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第60回 災害ボランティアセンターとは何か?

 今週から3回にわたって災害ボランティアセンターについて取り上げます。IVUSA理事の宮崎 猛志さんと事務局の深山 恭介さんにインタビューをして参ります。その様子をお届けします。ではとうぞ。

伊藤:
 学生の都合が合わなかったため、IVUSA事務局兼理事の伊藤が担当させていただきます。
 よく災害が起こると「災害ボランティアセンターが立ち上がった」というニュースを見ますが、そもそも災害ボランティアセンターとは何なのかを今日はIVUSA理事、そして危機対応研究所所長の宮崎 猛志さんに話してもらいます。それではよろしくお願いします。
宮崎:
 よろしくお願いします。
伊藤:
 前回の産業フェアで詳しくお話を伺った深山 恭介さんにも再びお話を伺います。よろしくお願いします。
深山:
 よろしくお願いします。
伊藤:
 宮崎さんはつい先日まで中国に行っておられましたが、大丈夫でしたか?
宮崎:
 中国の植林活動に行っていました。車が多くて気になるところはあったけど、日本で言われているほど空気に問題があるようには思えませんでした。
伊藤:
 そうなんですか。深山さんは全国社会福祉協議会が行った災害ボランティアセンターの運営研修に行ってきたときの話を聞いた後にその話をお伺いしたいと思います。
 今回は、災害現場でボランティア活動を準備する災害ボランティアセンターという制度がいつごろ出来上がったのかの歴史を宮崎さんにお伺いしたいと思います。
宮崎:
 災害ボランティア活動が日本においてスポットが当たったのは1995年に起きた阪神大震災です。全国から何十万人もの人が集まり、行ったはいいけど何をしたらいいかわからない、来られた側も来てもらったはいいけど何をお願いしたらいいかわからない、そんなことがありました。
 そういった反省を踏まえて、当時から組織立ってボランティアのセッティングを行っていた大阪ボランティア協会さんなどの活動をもっとシステム化していこうという動きが阪神大震災以降始まりました。
 その後、全国でもシステム化の動きが進められていき、1997年の日本海でのタンカー座礁による重油災害で福井の方々が、後々「福井方式」と呼ばれるボランティア団体と現地とのマッチング、ニーズの調整、インターネットを使った発信といった動きを行いました。
 その後も災害が起きたときボランティアというものはどこが受け入れるの、とかどこから始まりどうやって行くの、といったことのシステム化がほぼ完成したのが2004年の中越地震のときですかね。あのときは新潟県の各所で災害ボランティアセンターというものを立ち上げました。
 立ち上げる形式もいろいろあって行政主導のところもあれば、社会福祉協議会主導もあれば、民間ボランティア団体と地域の方たちが主軸になってやっていくなど色んなかたちがあったんですが、災害ボランティアセンターを立ち上げる、という言葉がニュースに流れたのは中越地震のときですね。
伊藤:
 阪神淡路大震災は1995年でしたから立ち上がるまで約10年かかったわけですね。
 それまで試行錯誤しながらやってきたわけで1997年はインターネットがそんなに普及していない時でしたからね。
宮崎:
 もともと地域補助の考えの中で出来上がる災害ボランティアセンターもあれば、社会福祉評議会が主軸になる災害ボランティアセンターもあり、色々なやり方がありましたね。
伊藤:
 なるほど。今回は時間が来てしまいましたので、次回はボランティアセンターというものを一体どんな人が運営していて、そういった人たちは普段何をしているのかを中心にお伺いしていきたいと思います。
伊藤:
 では、今回のリサーチ部は伊藤が担当させていただきました。それでは次回もよろしくお願いします。ありがとうございました。
宮崎:
 ありがとうございました。

担当

友清 渉(法政大学)

友清 渉(法政大学)