HOME > リサーチ部 > 「ジュニア防災検定」とは?

リサーチ部

第46回 「ジュニア防災検定」とは?

 一般財団法人防災検定協会事務局長・濱口 和久さんに東洋大学3年の廣田 航平がお話を伺いました。

一般財団法人防災検定協会事務局長・濱口 和久さん(左)と東洋大学3年の廣田 航平(右)
一般財団法人防災検定協会事務局長・濱口 和久さん(左)と
東洋大学3年の廣田 航平(右)

ジュニア防災検定とは何ですか?
 「防災」を通して、子どもたちが生きる術や自分の身を守る能力を養うための検定です。子どものときからしっかりと、防災についての「気付き」「めざめ」を与えることが目的です。この点が、他の検定とは違うジュニア防災検定の最大の特徴だと思っています。
 従来の検定のように、記憶力を問うことを重視するのではなく、学校の内申書で「この検定何級とったらプラスになる」というような価値観ではありません。
検定の内容を教えてください。

 3つのステップに分かれています。

  1.  第1ステップは、「家族の絆」がキーワードの事前課題です。家の中で、親や兄弟、おじいちゃんやおばあちゃんと防災や減災について話し合います。例えば「我が家の防災対策」とか、災害時に家族と連絡がつかないときに、家族の集合場所を決めるとか。家族で話し合った内容を所定の記入シートに書いて、筆記試験の当日、受験会場に持っていきます。
  2.  第2ステップは、「判断する能力」について問う筆記試験です。災害時の様々な状況を想定してもらいます。その中で「どのように行動すべきか考える」力を問います。マークシートや穴埋め問題は出題しません。
  3.  第3ステップは「自分の住んでいる地域のことを調べ、それをまとめる」事後課題の提出です。例えば、家の周辺や学校など、日頃行動しているエリアで「どこが危険な場所か」を、改めて自分の目で確かめるといったものです。一つの自由研究方式で、防災に関するレポートを作って提出します。

 以上3つの総合計で、検定の合否を判断します。

検定を始めたきっかけは何ですか?
 2011年3月11日に発生した東日本大震災がきっかけです。宮城県石巻市の「大川小学校の悲劇」はよく知られています。多数の児童や教職員が犠牲になりました。
 一方「釜石の奇跡」があります。岩手県釜石市では、小中学生の99.8%、つまりほぼ全てが助かりました。
 「防災」には大人だけではなく、子どものときからしっかりと取り組むべきだと考えました。そこで、小中学生を対象にしたジュニア防災検定を立ち上げました。
 「ジュニア防災検定」は、初級・中級・上級という3つの級に分かれています。初級は〜小学校5年生程度、中級は小学校6年生〜中学校1年生まで、上級は中学校2年生〜中学校3年生程度です。大人は受けることができません。
東日本大震災が起こってから、学校で防災についての教育は行われているのでしょうか?
 文部科学省も指導は行っていますが、なかなか手が回っていないのが現状です。学校も忙しいのです。行事や授業もあります。我々としては、民間サイドから「検定」を通して、子どもたちの「防災力」の強化に寄与したいと思っています。それがわれわれの検定の目指す方向でもあると思います。多くの子どもたちにジュニア防災検定を受験してもらって、防災について、子どもから親に影響を及ぼすようになってくれればいいと思っています。
ジュニア防災検定の受験方法を教えてください。
 現状、2013年度の検定実施予定は、2013年12月8日(日)に、一般受験を東京と大阪で行います。
 他にも、受験者が30人以上集まれば、全国どこでも出前出張して試験を実施します。
● ジュニア防災検定・申込方法

以下のいずれかより行ってください。

  • メール(防災検定協会のウェブサイト参照)
  • FAX(ウェブサイトより所定のシートをダウンロードのこと)
  • 電話
● 防災検定協会・お問い合わせ
ウェブサイト
http://www.jbk.jp.net/
メール
info@jbk.jp.net
電話
03(3556)5055

ジュニア防災検定のウェブサイト
ジュニア防災検定のウェブサイト

担当

丸岡 美貴(法政大学)

丸岡 美貴(法政大学)