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第25回 IVUSAのOBで救急救命士の藤本 行和さんに聞く【2】

 先週に引き続き、IVUSAのOBであり、救急救命の世界で働かれている藤本 行和さんにお話を伺います。今週は、防災対策を教えてもらいました。

震災大国と言われている日本で気をつけるべき防災対策とは?
 身近な生活の中から災害時に繋げていくことが重要だと思います。
 例えば、ヒールで通勤されている女性の方が、仮に会社や学校で災害が起こった時、その状態で逃げられるのかどうか、少しイメージしてみてください。そうしたら、靴を準備しておいた方がいいなとか、対応が出てくると思います。
 そうやって、日ごろの生活から変えていくことが大切です。
震災が起こってしまった時に気をつけるべきことは何ですか?
 まずは自分の身を守ることです。そして、助けにいこうとしても、二次災害が起こったらいけないので、安全な状態になってから救援に行くなど、身の回りの状況を判断することが大切です。
以前、番組で寒さ対策を特集したのですが、お勧めの寒さ対策はありますか?
 番組で紹介していた、酒びんを使った湯たんぽや新聞紙のスリッパも良いと思います。
 ストッキングにはさみを入れて、胸や腕にまく方法も保温効果が高まってお勧めですよ。
IVUSAでは、全ての人が救助者となってお互いの命を守りあえる社会を目指していますが、どのようなことが大切でしょうか?
 今、救急法の指導を学生にしています。岩村さんもインストラクターの資格を持っていますが、例えば今私が倒れたら、岩村さんは私を助けることができますし、逆に岩村さんが倒れたら、私が岩村さんを助けることができます。
 このように、救急法を学んでいれば、お互いを助け合える関係を作ることができます。街中であっても、お互いに助け合っていけるような安心感が持てる社会が作れたらいいと思います。
最後に、全国の皆さまにメッセージをお願いします。
 東日本大震災を日本国民皆がいろいろな意味で経験して、考え方や生活スタイルや防災意識など、いろいろなことが変わったと思います。
 その変わったことを、継続して忘れないでほしいと思います。
 災害があったこと、救急法のやり方、災害時の備え、いろいろなことを年月がたっても忘れないこと、それがいつ来るかわからない災害の備えになると思います。

担当

岩村 友香里(日本大学)

岩村 友香里(日本大学)