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第16回 平成16年の台風23号水害をふり返る【2】 ~災害の記憶をどう継承するか~

 先週に引き続き、この番組を放送していただいている兵庫県豊岡市のFMジャングルの西村 基局長にご協力いただいて、平成16年(2004年)10月に日本列島全体に甚大な被害をもたらした台風23号の被害や、そこからの教訓などを豊岡市防災課防災係の原田 泰三係長にお話を伺いました。
 インタビュアーも先週に引き続き、局長 西村さんです。

平成16年の台風23号水害をふり返る【2】 ~災害の記憶をどう継承するか~

これまでの経験を教訓として、今はどんな取り組みをされていますか?
 当時の反省も踏まえ、若者も一緒になって自主防災組織に取り組んでいます。また、自助・共助の考えを大切にして、出前講座を実施したり、防災訓練の支援を各地域で行ったりしています。
 また、当時は防災無線も行っていましたが、発信側のテクニックや受け手側の理解力がマッチングしなかったこともあったので、危機であることを瞬時ににわかってもらうような放送を心がけています。
 その他にも、避難勧告や避難指示を早めに出すようにしています。
今でも10月20日は何かされているのですか?
 その日を忘れないためにも、幼小中では、その日を防災の日と位置付けて、テキストを使って先生から直接授業をしてもらっています。市では、メモリアルデーとして、関係機関に協力をしてもらい、炊き出しを行ったり、写真で当時の様子を掲載したり、市長から直接市民に向けて放送をしたりしています。
若い方へのメッセージをお願いします。
 台風や災害はいつ起こるかわかりません。大人は仕事などで地域を離れることが多いですが、高校生や大学生は地域に近い存在であり、大きな即戦力になると思います。
 今は地域の取り組みをすることで精いっぱいで、なかなか企業や学校での取り組みに広げることができていません。しかし、高齢化が進む今、消防団の活動を知ってもらったり、自主防災組織に入ったりと、できるところから即戦力として動いてほしいと思います。
 また、地域の中での防災ということで、自治会にもなるべく顔をだし、交流を通して人脈を広げていってほしいです。
もちろん、ボランテイアをするのもいいですし、顔を見ることができる関係の中で、活躍していってください。

 次回からは、豊岡市の高屋地区の区長 三方さんにお話をお伺いします。