HOME > リサーチ部 > 平成16年の台風23号水害をふり返る【1】 ~水害の恐ろしさ~

リサーチ部

第15回 平成16年の台風23号水害をふり返る【1】 ~水害の恐ろしさ~

 この番組を放送していただいている兵庫県豊岡市のFMジャングルの西村 基局長にご協力いただいて、平成16年(2004年)10月に日本列島全体に甚大な被害をもたらした台風23号の被害や、そこからの教訓などを豊岡市防災課防災係の原田 泰三係長にお話を伺いました。ちなみにIVUSAもこの水害の復旧活動にボランティアとして参加しました。
 インタビュアーは局長 西村さんです。

平成16年の台風23号水害をふり返る【1】 ~水害の恐ろしさ~

台風23号の被害はどのようなものでしたか?
 豊岡市の一級河川である円山川や出石川が決壊し、長らく雨が降り続いたために、堤防が破壊し、多くの家が浸水しました。土砂災害も多数発生し、多くの被害が出ました。
 その年は10回も台風が日本に上陸した年で、豊岡市も16号、18号、21号が来ていました。それらの影響も重なったために、被害が大きくなったのだと思います。
避難された方も大勢いたのですか?
 全域に避難勧告を発令しましたが、その頃には既に道路も冠水状態で、4万数千人の避難指示対象者に対してわずか数千人しか避難していないという状況でした。そういう課題も浮き彫りになりました。
亡くなられた方もいたのですか?
 豊岡市では7名いらっしゃいました。建物においても、全壊が333塔、大規模破壊も1,000棟を超え、大変大きな被害をもたらしました。
家に水が入ると後々どうなってしまうのでしょう?
 水害の場合は一度水が引くと元に戻るので、一見被害が少ないように見えますが、実際は壁がボロボロになってしまったり、家財がほとんど流されてしまったりと、大切な思い出の品がほとんど無くなってしまいます。大量のごみの処理も問題になってきます。
ボランテイアはいかがでしたか?
 すぐに社会福祉協議会が中心になってボランテイアセンターを立ち上げてくれて、ヘドロかきや家具の運び出し、海岸の清掃など、連日にわたって多くの方に協力していただきました。
原田さん自身は何をされていたのですか?
 当時は、土のうや備蓄の確認をしていました。しかし、昼が過ぎても台風の影響はおさまらず、市民の方からの被害の情報も頻繁に来ていました。そのうちに土砂崩れも起こってしまい、道路が塞がれてしまったために、物資が運送できなかったり、消防団の方に必要な装備品を届けることができなくなったりと、いろいろな場所で災害が起こっていました。

 来週も続きます。
 尚、台風23号の被害状況に関しては、豊岡市のホームページに詳細が載っています。