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リサーチ部

第12回 渡辺実のぶらり防災・危機管理【12】

防災・危機管理ジャーナリスト渡辺実さんのオフィスにおじゃましています。

このコーナーは、日経ビジネスオンラインの「渡辺実のぶらり防災・危機管理」と連動しています。

今回は、渡辺さんの最後のお話になります。そこで、私たち若者へのメッセージをお伺いしました。

渡辺実のぶらり防災・危機管理【12】

岩村:
「3か月に渡って南海トラフや東京江東デルタ地帯などについてお話を伺いましたが、最後に私たち若者へのメッセージをお願いします。」
渡辺さん:
「2つのテーマをお伝えしたいと思います。1つ目のテーマは、この番組では繰り返しお伝えしていますが皆さんのように若い世代は2つの巨大地震を経験しないといけない、ということです。
1つは、首都直下地震であり、もう1つは南海トラフの巨大地震です。日本列島が活動期に入ったことが明らかになっています。この2つの巨大地震は避けられない事実なんです。
地震を止めることは出来ません。
ですから、そういう時代に生きていくんだということ。その時に、私の様に60歳を過ぎた世代はほとんど戦力になりません。むしろ皆さん方に助けを求めなければならない高齢者になっています。
つまり、この番組を聞いている皆さんやこの番組を作っている君たちが巨大地震に戦いを挑む最前線にいるということなんです。
加えて、この番組を沢山の人に聞いてもらうということは、最前線に立つ若い世代の防災力を高めることになります。防災力を高めておかないと戦いにならないですよね。」
岩村:
「防災力というのは、防災に関することを知って学ぶということですか?」
渡辺さん:
「そうですね。そして2つ目のテーマですが、今回想定される2つの巨大地震というのは1995年の阪神・淡路大震災と東日本大震災が同時に起きるようなものなのです。その時に原発がどうなっているかも忘れてはいけません。原発の被害も同時に起きるでしょう。ですから、最前で戦いを挑む若い世代には正しく恐れてほしい。その為には、是非、災害や防災や減災にまず興味を持ってほしいと思います。皆さんが2つの巨大な地震を避けられない世代であるならば、生き残ってもらわないと戦いになりません。生き残るために、正しく知恵をつけておいて欲しい。これが、今の若い世代にお伝えしたいとても重要なテーマです。」
岩村:
「私も3か月お話をお聞きしましたがこの知識を行動に移していかないといけないと思いました。3か月間、ありがとうございました!」
渡辺さん:
「ありがとうございました。絶対に死なないでくださいね!」
岩村:
「はい、生き残ります。ありがとうございました!」

次回のリサーチ部もお楽しみに!

渡辺さんプロフィール

渡辺 実(わたなべ・みのる)

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機監理ジャーナリスト。株式会社まちづくり計画研究所所長、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。日本災害情報学会理事。国内外の被災地へ即座に入り、都市・地域防災へのアドバイスやマスメディアの災害報道への協力をはじめ、さまざまな角度から防災・減災に取り組む。全国の講演・研修活動を通じて各自治体や企業、市民の防災への取り組み方や課題も伝え続けている。著書『都市住民のための防災読本』『大地震にそなえる 自分と大切な人を守る方法』『高層難民』他多数、防災アプリ『彼女を守る51の方法』も監修。

詳しい内容は、日経ビジネスオンラインの記事でご覧いただけます。

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担当

岩村 友香里
(日本大学・メインパーソナリティ)

岩村友香里(日本大学・メインパーソナリティ)