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第114回  東京水道歴史館PR担当矢島知恵さんに聞く②

前回に引き続き、「ともきよ」こと法政大学の友清渉が東京都水道歴史館広報PR担当である矢島知恵さんへのインタビューをお送りします。

 

ともきよ:
2階の江戸時代の水道の歴史について拝見させていただいたのですが、気になったこととして昔は木でできていた水道が今では鉄でできたものとなっていますが、その変化について教えて頂けますか?

矢島さん:
開国をして西欧のいろいろなものが入ってくる過程で病原菌も入ってきました。コレラが大流行したくさんの死者が出たといわれています。そういった背景により近代水道に対する要望が大変高まってきました。そこで政府は外国の技師を呼びまして、また日本の技師と協力しまして近代水道の幕開けが始まってきます。そこで今まで木の水道管で川の水をそのまま流しておりましたけれど、鉄の水道管を使って水を沈澱濾過することで綺麗にし、圧力を使って水を使うようになることが明治になって始まりました。

ともきよ:
この東京水道歴史館で最近ありましたイベントや、今後行われるイベントについて教えて頂けますか?

東京都水道歴史館
東京都水道歴史館

矢島さん:
最近では9月1日の防災の日に皆様に防災についての意識を高めていただくために応急給水拠点の紹介をしながら、非常用給水袋や東京水のペットボトルをお配りすることで来場いただいた皆様に防災についての意識を高めて頂けたかと思います。
現在ですと秋の特別企画展を開催していまして、水道の歴史及び古文書の展示、それから東京の水道の展示を行っております。こちら11月3日までの展示となっておりますので、このラジオをお聞きの皆様にはご参加いただくことはできませんが東京の水道の歴史を知りたい方はぜひご来館いただければと思います。

ともきよ:
その展示は3階で行われているものですか?

矢島さん:
はい、3階で行われているものです。3階は普段はレクチャーホールとライブラリーがございます。江戸時代の水道に関する様々な本が保管されておりますので、インフラについて調べたい方がおりましたら是非いらっしゃっていただければと思います。

ともきよ:
それでは、水質の管理について教えていただけますか?

矢島さん:
東京都では非常に厳しい検査項目を設けておりまして、国が定めている基準よりさらに厳しい基準を設けています。その項目は50項目以上です。また高度浄水処理という処理を導入しておりまして、通常の処理では対応できないカビ臭、カルキ臭、トリハロメタンの原因物質などを除去するシステムです。
昔は東京の水は臭いという噂もありましたけれど、今はにおいもなく味もなくおいしくいただけるようになっています。東京にお住まいの方はご自宅でお飲みできますが、当館にお見えの方にもご試飲できますので受付でおっしゃってください。
東京都の水道は美味しくて安全を目指していますので災害時にも美味しくのお飲みいただけるのでこれからも東京都水道局のお水をご利用いただければと思います。

ともきよ:
本日はお忙しいところありがとうございました。これで東京都水道歴史館へのインタビューを終わります。

担当

友清 渉(法政大学)

友清 渉(法政大学)

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