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リサーチ部

第113回  東京水道歴史館PR担当矢島知恵さんに聞く①

今回は御茶ノ水駅近くにある東京都水道歴史館に向かい、広報PR担当の矢島知恵さんにインタビューを行いました。

 

ともきよ:
それではまず、こちらの施設の成り立ちについて教えて頂けますか?

矢島さん:
こちら東京都水道局のPR施設として1995年に東京都文京区の本郷に会館されました。東京水道400年の歴史、東京水道の取組から都民の皆様に東京都水道局の事業をご理解いただくために開館しております。
展示物のほうは2階が江戸時代に始まる神田上水、多摩川上水の歴史、上水井戸や上水についての紹介をしています。1階では明治時代以降の近現代の水道の歴史について紹介しています。

ともきよ:
こちらを見学して気になったのですが、1階に展示されている巨大なトンネルのようなものも水道なのでしょうか?

東京都水道歴史館
東京都水道歴史館

矢島さん:
最大のものが2メートル90センチの直径の水道があります。あれは川から街へ水を引くための一番大きな水道管ですね。

ともきよ:
次に水道管の変遷についてのお話をお願いします。

矢島さん:
江戸時代は石や木の水道管が使われておりましたが、明治の近現代以降になると鉄の水道管になります。こちらでは明治時代に始まる水道管の歴史について紹介しています。
水道管を古いものから新しいものへ順に紹介しています。こちら新しいものを見てもらいますと、継手の部分に余裕があるのが見えると思いますけど、こちらは大地震で大きな負荷がかかった時にも固定せずに動くことによって破損を防ぐ構造になっています。

ともきよ:
こちらの施設では災害についての対策が何かありましたらお願いします。

矢島さん:
東京都水道局では災害が起こった場合に飲み水を確保するよう心がけています。地震が発生して水道が使えなくなった場合に、給水拠点が作られていますが、東京都内では2キロに一か所の割合で整備されています。給水所は公園や学校などにあります。都内に通学やお住まいの方はお近くの区役所に給水拠点がある場所を聞いていただければいいかと思います。
応急給水拠点ですが普段は大きな水槽に水が巡回していますが非常時はそちらで水をためる仕組みになっています。人が生きていくためには一日3リットルの水が必要とされていますが、東京都水道局では約3週間都民の方々に水を供給できるよう努めています。

東京都では現在約200か所応急給水拠点がございます。お近くの給水拠点をご確認いただくためにはまず東京都水道局のホームページ、または当館や水道局の各施設でお配りしている暮らしのガイドでご覧いただけます。お近くの場所がどこか常に確認いただいてペットボトル、もしくは給水袋をもって緊急時には給水所に水を貰いに行っていただければと思います。
また水道局では皆様に汲み置きもお勧めしていますのでぜひ緊急時のために保存していただきたいと思います。汲み置きの保存期間は常温で約3日、冷蔵庫では約10日と言われています。

ともきよ:
3年ほど前に東日本大震災がありましたが、そのときこちらの給水施設では何か取組はおこないましたか?

矢島さん:
東京都では幸い断水はありませんでしたので皆様に水を提供するということはありませんでしたが、その後のいろいろな問題で皆様が水に対して不安があったようですのでそういった情報の提供は東京都水道局も積極的に行いました。

ともきよ:
ありがとうございます。次回も引き続き東京都水道歴史館での取材を行いたいと思います。

以上、リサーチ部でした。

担当

友清渉(法政大学)

友清渉(法政大学)

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