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第106回  ラジオ石巻アナウンサー青木絵美さんに聞く①~9月11日の大雨の様子~

今回はまるちゃんこと丸岡美貴がお送りします。現在私は宮城県石巻市にある「ラジオ石巻」のBスタジオにいます。今年の9月11日に石巻市では1時間に91ミリという観測史上最多の大雨を観測しました。この日私は防災ラジオのネット局であるラジオ石巻さんにご挨拶に伺おうと計画しておりました。
それで局の方と豪雨についてお話しさせていただくなかで、ラジオ石巻さん報道における専門性を活かし、伝え手としてのボランティアや支援をどのように役立たせればいいのかを教えてもらいました。ラジオアナウンサーである青木絵美さんからお話をお伺いします。

 

まるちゃん:
それでは今回の宮城県石巻市の豪雨災害について教えてください。

青木さん:
こちらでは1時間に92ミリにして、観測史上最多で総雨量157.5ミリという見たことのない豪雨に襲われました。また地域は冠水して自動車での移動が出来ないような場所がたくさん出ていました。雨の影響で床下、床上浸水が起きていました。土砂災害で家が全壊したお宅もありました。前回まで行かなくても泥が家の中まで流れ込んでいるところも見ました。

まるちゃん:
それは家から仕事場まで出勤するまでに見た様子ですか?

石巻市滝の口の様子
石巻市滝の口の様子

青木さん:
私は女川町という隣町に住んでいるんですけども、そこから石巻に向かう途中に地域医療センターという病院が海のように浸水していまして通行できないようになっていたんですね。

まるちゃん:
その様子は写真で伺いましたが、道路が見えないんですよね。あたり一面茶色い川のようになっていてとても建物が立っているようには想像できない。

青木さん:
道路の段差が激しく、車では落っこちてしまうくらいなんですけどその境目が水によって見えないので冠水の後は車が溝に落ちていることもあります。
冠水用に高く盛ってある道路があるんですが、それを利用することで私は石巻方面まで車を走らせてくることが出来ました。

まるちゃん:
いざってときに盛ってある道路は、災害時において役に立つんですね。

青木さん:
その道がなければ女川方面に行きたい人も行くことが出来ず、いざというときの道路でしたね。

地域医療センター下から見た女川町の様子。点滅信号付近に冠水時などに使用する予備の道路がある。通過し、地域医療センターに上れば、石巻市方面まで行けた。
地域医療センター下から見た女川町の様子。
点滅信号付近に冠水時などに使用する予備の道路がある。
通過し、地域医療センターに上れば、石巻市方面まで行けた。

まるちゃん:
その道路がなければ避難所を利用することもできず、青木さんに会うこともできなかった(笑)

青木さん:
そうですね(笑)一つ難関を越えて向かってきたんですけど、途中やはり冠水している個所が何か所かありまして、そこを抜けながら勤務地まで来たところ、石巻の以内滝ノ口という地域で急に道路が茶色く汚れている場所があって、そこは本来道路なのに川が流れ込んできて土砂が入り、石が積み上げられ、ここは元々川だったんじゃないかという状況になっていました。
近くにいた方にお話を聞いたところ「昨日の雨で土砂が流されてきて、向かいの家の玄関まで土砂が流されてきた」という状況だったようです。
皆さんすぐに片づけを行っていて、交通量の多いところだったのですが大きい道路はすぐに通れるようにはなっていました。家の中や細い道の上がっていくところなんかは手付かずの状態でどうにもならない様子でした。
先ほどの被害状況でお伝えした一棟全壊した家というのが個々の土砂災害によって全壊した家です。

まるちゃん:
それは朝の何時くらいに起きたことですか?

青木さん:
大体7時半くらいのことでした。

まるちゃん:
青木さんありがとうございました。来週も青木さんへの話が続きます。来週は青木さんが担ったラジオ石巻の報道についてどのような報道を行ったのかを話していただきたいと思います。

担当

友清渉(法政大学)

友清渉(法政大学)

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