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第92回  静岡県西伊豆町活性化活動②~「3つのお」の町から、過疎高齢化対策のモデルケースを~

 「まるちゃん」こと法政大学の丸岡 美貴が今週もお届けします。
 静岡県西伊豆町といえば「日本一の夕陽」
 町のキャッチコピーは「”ふるさと”と言いたくなる夕陽のまち」黄金崎、堂ヶ島は景勝地として名高く、カップルのデートスポットにも最適なのですが、そこで経験したまるちゃんのちょっとした災難は前回をご覧ください…。
 その西伊豆を豪雨が襲ったと、テレビのニュースや新聞で知ったときは心配でした。
 IVUSAでは、2014年8月7日から10日にかけて、静岡県西伊豆町活性化活動を行います。活動のリーダーである跡見学園女子大学3年のとみーこと前田 智美とIVUSA事務局員の高井 洋季のインタビューをお届けします。なお、この活動は2014年2月20?22日から始まり、今回が2回目になります。
 前回は、2013年7月19日から21日、静岡県西伊豆町豪雨災害活動の模様と、さかのぼること2011年2月、IVUSAと西伊豆町とにできた最初のご縁について話を聞きました。
 今回は、とみーが西伊豆町に魅せられたきっかけ、1、2回目の活性化活動内容、高井がお会いした西伊豆町町長さんのお話などをお送りします。あと「炭を使った土づくり」って何なんでしょうね?

まるちゃん:
とみーは西伊豆町の活動をすごく頑張っているみたいだけど、なんでここまで西伊豆町に魅せられたのかな?

とみー:
1つ目は、西伊豆町の人の温かさが大きかったです。
 西伊豆町は「おもてなし」「おたがいさま」「おすそわけ」を大切にしています。頭文字を取り「3つのお」として、この街の文化になっています。

まるちゃん:
ステキ!

とみー:
インターネットでその文化を知ってはいたんですけど、現地に入り「3つのお」を肌で感じたときに、素晴らしいところだなと思いました。
2つ目は、森と海の両方を楽しめるところです。各々が近くにあるので。そんないいとこ取りの街だなって思いますね。

まるちゃん:
今回の活動では具体的に何をするの?

とみー:
1回目の活動は「環境保護」の面から行いました。西伊豆町には黄金崎という観光名所があるんですね。黄金崎の夕陽の景観をより良くするために、松の木の整備を行いました。今回は、炭を活かした土作りに関係した企画もやっていきたいなと思っています。西伊豆町が力を入れている取り組みです。それをIVUSAでもどんどん広げていきたいです。「社会科見学」みたいなこともやりたいと思っています。実際に目で見て、地域の方に話を聞いたりして、西伊豆町を知っていきたいです。また、将来の「過疎高齢化」について、学生からのアイディアとしてプランを提案させていただくことも考えています。

まるちゃん:
炭を使った土壌づくりをIVUSAでこれから広げて行こうという取り組みは、前回に高井さんが言ってましたよね?

高井:
はい。炭と土を混ぜた混合土を使用することで、化学肥料に頼らずとも、安全でおいしい作物をつくるという取り組みです。僕らがいつも西伊豆で関わっている認定NPO法人緑の地球ネットワーク(GEN)の藤原 国雄さんは、その活動に本気で取り組んでいる方です。名称は「国土炭化計画」という一見怖い感じなんですが(笑)IVUSAも手助けできたらなと思います。
今年2月の活動も、炭を使って弱ってしまった松を再生しようということでした。下見のときに、農作地を見せてもらうと、ピーナッツが500円玉くらいの大きさでした。根菜やつる性の植物に1番効果があるそうです。マメも大きく青々としたものができていました。なんでそうなっているのかは僕ら素人なんでわからないですけど、今後、調査も含めた活動もやっていきたいなと。

まるちゃん:
今後の方向性は、炭と土の混合土によって、安心安全な作物をつくる取り組みを広げることと?

とみー:
西伊豆町の「過疎高齢化」問題への取り組みを、将来的には他の地域のモデルケースになるような形にしていこうと思っています。同じ問題を抱える地域にも応用できるように、西伊豆町から基盤を作っていきたいです。

まるちゃん:
高井さんがね、西伊豆町の町長さんとお近づきになった話を聞いたんですけど、どういう経緯で?

高井:
2013年7月19日から21日、静岡県西伊豆町豪雨災害活動の後、町役場の方に「IVUSAで西伊豆町とタイアップを組んで、学生のアイディアも取り入れながら地域活性化に取り組みたい」とあいさつに行きました。それがきっかけで、黄金崎の松再生プロジェクトを行いました。町長さんが「学生さんがせっかく東京からきてくれるんだったら、ぜひ1度お話をしたい」ということで、つい先日、行って参りました。パワフルな方でして「西伊豆の浜の清掃活動をコスプレでやれないか?」とか色々なアイディアを持っていて「この人とだったら、本当に何か生み出せるんじゃないかな」という可能性を感じました。

まるちゃん:
町を巻き込んだプロジェクトになっていく感じですかね?

インタビューに答えてくれた高井さん(左)と前田さん(右)
インタビューに答えてくれた高井さん(左)と前田さん(右)

とみー・高井:
そうなったらいいですね。

高井:
「最終的に学生から何か提案ができたら」ということですけど、役場の方、町長さんもぜひそういった意見を聞きたいということで、それを含めて交流ができたらなと企んでいます。

まるちゃん:
大学生へのメッセージを最後にお願いします。

とみー:
わたしたち学生は、都会に憧れる人が多いと思います。田舎には自然など、東京にはない素晴らしいものがたくさんあります。ぜひ1度でも、西伊豆町を訪れていただきたいなと思います。

担当

担当:丸岡 美貴(法政大学)

担当:丸岡 美貴(法政大学)

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