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第82回  カナダでの震災漂着物撤去活動レポート②

 東日本大震災の時に津波で海に流されたものが、海流に乗って様々な国に流れ着いています。今回は3月7日から15日まで行われたカナダ・バンクーバーでの震災漂着物の撤去活動について、IVUSA事務局の高井 洋季さんと、立命館大学の和田 茉莉恵さんにお話を伺いました。聞き手は「すなっち」こと法政大学の砂田 和樹と「まるちゃん」こと法政大学の丸岡 美貴です。

インタビューの様子
インタビューの様子

飯田氏:
先週は活動の目的や背景を伺いましたが、今回はまず、どのような活動をしてきたかについて聞かせてください。

和田:
活動内容ですが、私たちはカナダの西にあるバンクーバーの空港から更に移動してユークレットという孤島へ向かいました。それから更に「ゾディアック」という漁船に乗って無人島に向かい活動を行いました。

飯田氏:
現地の方の反応はどうでしたか?

和田:
現地の方は会うだけで「ハロー」と声をかけてくださり、温かい方ばかりでした。向こうでは3.11のメモリアルイベントというものを行ったんですが、向こうの方にとってのスペシャルな服装というのがあって、それをわざわざ着て、参加してくれました。皆さん丁寧に追悼式を執り行ってくださり、ユークレットの方がたくさん来てくださったのがとても嬉しかったです。

丸ちゃん:
スペシャルな服装とは?

高井:
イギリスの兵隊さんが着ているような格好といいますか、カナダは王室制なので、王室好きの警備隊の方々が今回のイベントのために警備隊の服装で来てくださったというわけです。その姿があまりにもかっこよかったので一緒に写真を撮ってもらったりしました。

和田:
兵隊さんの身長が186㎝で私が156㎝なので30㎝以上の身長差で写真を撮ってもらいました。

活動の様子
活動の様子

高井:
現地の方からすごく注目されていまして、空港に着いたらテレビ局のカメラが構えていました。僕らが現地に着いたその日から放映されていたらしくて、移動中の船の中でも、IVUSAの皆でお揃いの赤いジャケットを着ていたら現地の方に「テレビで見たよ」という風に声をかけられたりしました。向こうの方からはとても感謝されたり、日本のことを心配してくれたり温かい言葉をいただけたと思います。
活動に行く前と行った後の心境の変化を教えてください。

和田:
これといった心境の変化はないんですが、これからも東日本大震災のことを少しでも忘れない、忘れさせたくないといった思いは今でもありますし、海外でも日本のことを温かく思ってくれている人たちがたくさんいるということを感じました。そういうことにかんしてはこれからどんどん感謝の気持ちを伝えていきたいと思うようになりました。

丸ちゃん:
漂流物って具体的にどういうものが来たんですか?

和田:
活動の最終日にすべてのごみを集めて分別する作業をしたんですが、なかでも一番多かったのはペットボトルです。大きな発泡スチロールの塊が目立っていました。

飯田氏:
これは日本のものだろうな、と印象に残ったものはありましたか?

全体で
全体で

和田:
あまりにも大きくて持ち帰ることができなかったんですが、冷蔵庫の蓋が印象に残っています。あと「漁村センター」と書いてあるスリッパの片方がありました。

丸ちゃん:
ちなみに活動は何日間でしたか?

和田:
向こうにいたのは9日間でしたが、活動自体は24時間もありませんでした。もっと活動を行いたかったという気持ちはあるんですが…

飯田氏:
ありがとうございました。以上、レポート部でした。

担当

友清 渉(法政大学)

友清 渉(法政大学)

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