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第51回 昨年竜巻災害に遭ったつくば市北条の街を歩く

 今回は、竜巻の被害にあった茨城県つくば市北条地区を北条街づくり振興会メンバーの宮本 孝さんと一緒に丸岡美貴と吉田龍平が歩きながらレポートをしていきます。

北条の町を歩いている様子。中央が宮本さん
北条の町を歩いている様子。中央が宮本さん

丸岡:
 私たちは今北条地区の停留所である関鉄パープルバス 土浦行が通る北条駅にいます。
宮本さん:
 目の前にあるのが岩崎屋といいます。北条のふれあい館の初代のものです。ここは明治時代にできた店蔵で、ここで北条街づくり振興会がふれあい館を立ち上げました。
 ここは酷いやられ方をしました。1階は風が吹き抜けて、丸ごと物がなくなってしまいました。前は綺麗なガラスのドアだったのですが、今はトタンなどで補強されています。ここの裏に住居があります。そこは元々2階建てだったのですが、他の家の屋根が飛んできて潰されてしまったので、中2階の屋根に作り替えました。ここが一番被害の酷かったところだと思います。道路の反対側には700坪ほどの敷地があります。ここには元々薬局さんの建物があったのですが、ここも竜巻で跡形もなくなってしまいました。次のところに行きましょう。
宮本さん:
 ここは2代目ふれあい館の跡地です。
丸岡:
 土台の跡がありますね。
宮本さん:
 竜巻のときに2代目の建物が隣の建物によりかかるような状態になっていたので、次の日に撤去しました。ふれあい館の道具も全てやられてしまいました。この反対側にも服屋があるのですが、ここも風が吹き抜けてしまったので全て新しくしています。
吉田:
 新築の建物が目立ちますね。
宮本さん:
 新築にしたのではなくて、外壁を張り替えた結果です。

竜巻の影響で基礎のみになった家屋の跡地
竜巻の影響で基礎のみになった家屋の跡地

丸岡:
 少し歩いて来ました。
宮本さん:
 ここは酒屋さんです。ここに大きなショーウィンドウがありますが、竜巻で全て割れています。屋根瓦も全て吹っ飛んでいます。お酒も割れてほとんど商品になりませんでした。
宮本さん:
 ここは燃料店です。ガソリンスタンドなどを含めた様々なことをしています。ここはこのあたりで一番古い建物で、江戸時代初期に建てられたものです。建物自体は土蔵作りがしっかりしているので大丈夫だったのですが、屋根が抜けて青空が見えてしまっています。屋根の修理に高額なお金が必要なため、まだ手がつけられない状態です。
吉田:
 壁に穴が開いていますね。
宮本さん:
 瓦礫などが飛んできて開いてしまったようです。戦争の跡みたいですよね。

竜巻の被害に遭った家屋。小さな穴は飛んできた瓦礫によるもの
竜巻の被害に遭った家屋。小さな穴は飛んできた瓦礫によるもの

 宮本さん、ありがとうございました。

担当

宮本 将司(東洋大学)

宮本 将司(東洋大学)