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第48回 水害の復旧活動の現場から【1】

 7月下旬から8月上旬、山口県萩市、静岡県西伊豆市、新潟県長岡市で発生した水害の復興活動に参加した玉川大学4年・梨岡 和へインタビューしてきました。インタビュアーはIVUSAの事務局スタッフの伊藤 章です。活動の様子は以下からご覧になれます。

伊藤:
 具体的にどのような活動をしたのですか?
梨岡:
 床下や庭などに土砂が溜まってしまうことが多いので、その土砂を重機が運びやすいように集めたり、お宅の汚れた部分を拭いたりする作業です。主に重機が入れないような人の手を使う作業を行いました。
伊藤:
 写真を見ましたが、畳を剥がしてその下に潜る作業などがありましたよね。あの時期とても暑かったのではないですか?
梨岡:
 気温は30度を超えていて、湿気もあってすごく暑かったです。
伊藤:
 活動はどのような服装で行うのですか?
梨岡:
 怪我防止の為に長袖、長ズボンで活動しています。
伊藤:
 現場の方とお話ししたり、活動してどのようなことを感じたり、どういう気持ちで活動していましたか?
梨岡:
 一緒に活動している仲間を見ると、暑さのこともあり疲れが目に見えてきていたので、自分がもっと頑張らないと。という気持ちになりました。お宅の方からの『ありがとう』のひとことにすごく励まされて、『頑張らないと』という気持ちになりました。

活動の様子
活動の様子

伊藤:
 一軒のお宅に大体何人で活動するのですか?
梨岡:
 現場の規模にもよりますが、多くて10人くらいです。狭い作業場も多く、10人が一般的です。
伊藤:
 10人で現場に入って、1軒あたりどのくらいのスピードで土砂を片付ける事ができるのですか?
梨岡:
 ニーズに早く答えるために出来るだけ早く作業しているのですが、1軒で約1日かかってしまいます。
伊藤:
 やはり現地は人手が足りていないですか?
梨岡:
 私はそう思います。それを痛感したのは山口県でした。僕たちが入った時にニーズが300件あり、僕達の活動を含めて150件しか解消されなかったので、足りてないのだなと思いました。
伊藤:
 半分くらいしか解消できなかったのですね。
梨岡:
 はい。ボランティアセンターに伺ったときはそうでした。
伊藤:
 今年は災害が多く、都心にいてもゲリラ豪雨などもありましたね。最後にリスナーさんへのメッセージをお願いします。
梨岡:
 今回行ってみてすごく思ったのは、現地の方は元気がなく、言葉に表せられないような表情をされている方がいらっしゃいました。ですが、休憩中に一発芸をして笑わせてみるなどする中で、徐々にお宅の方の表情が変化していくのを感じました。学生だからこそできることがあるなと思った瞬間でした。時間がないなかで被災地に行くことは勇気がいることかもしれませんが、少しでも多くの方と一緒に行けたらな。と思っています。
伊藤:
 今回、テスト期間でしたよね。
梨岡:
 そうです。よく決断をしてくれたなと思いますし、僕自身も決断しました。
伊藤:
 ハードルは高いかもしれませんが、一度は現場を見てほしいですね。
梨岡:
 見て感じるものは多いと思います。
伊藤:
 ありがとうございました。

担当

宮本 将司(法政大学)

宮本 将司(法政大学)