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第47回 子どもたちのための避難所体験イベント

 IVUSAでは、2013年8月1日、2日と千葉県東金青年の家で、キャンプ形式による子どもたちの避難所体験イベントを行いました。
 今回は、イベントのリーダーである東洋大学3年・廣田 航平(ひろた こうへい)に、我らが防ラジチーム、でんりゅうこと東洋大学2年・吉田 龍平がインタビューをしてきました。
 廣田は、第46回リサーチ部で「ジュニア防災検定」について、一般社団法人防災検定協会事務局長濱口 和久さんにインタビューを行っています。

吉田:
 僕にとっては同じ学校の先輩ですが、改めて自己紹介をお願いします。
廣田:
 東洋大学3年の廣田 航平です。いま学校で少年法の勉強をしていまして、それに避難所体験イベントのリーダーを務めた経験が活きればいいと思っています。
吉田:
 少年法を通して、どのような勉強をしているのですか?
廣田:
 少年法とは、少年を保護するための法律です。例えば「少年が凶悪犯罪をしたときに、刑事裁判に掛けるのは果たして適当なのかどうか」といったことについて研究をしています。
吉田:
 例えば、どんな事件が研究対象になるのですか?
廣田:
 ちょっと古いですけど、有名なものだと「サカキバラ事件」最近だったら、いじめや自殺による事件も対象になります。
吉田:
 避難所体験イベントでは、どのような活動をするのでしょうか?
廣田:
 まず、活動の目的は「子どもたちがキャンプ形式の活動の中で衣食住を自分で確保する」ことです。その中で「主体性や協調性を持ってもらう」ものです。活動場所は、千葉県東金青年の家の中にあるキャンプ場です。そこに自分たちでテントを建て、与えられた食材の中で、何を調理するか決めます。
吉田:
 避難所体験イベントの参加者はどれくらいですか?
廣田:
 約90人です。去年は107人の子どもの参加がありました。
吉田:
 参加する子どもの年齢層はどのくらいですか?
廣田:
 小学生がほとんどです。千葉県山武郡九十九里町の地域に住み、地域の学童クラブに参加している子どもたちです。なかには、中学生や高校生も混じって参加しています。
吉田:
 なんでIVUSAは避難所体験イベントを始めたのですか?
廣田:
 IVUSAでは「千葉県九十九里浜全域清掃大作戦」という活動を、2002年から毎年夏に行っています。もともとは「そこに子どもたちを呼ぼう!」ということで始めました。始めたら意外に好評で、子どもたちも「もっと本格的なサバイバルキャンプをやりたい!」と言ってくれました。IVUSAだから、せっかくなので、名前も新たに「避難所」と入れて、防災をもっと意識した活動を作りました。

避難所体験訓練の様子。 避難所体験訓練の様子。

避難所体験訓練の様子。
避難所体験訓練の様子。詳しくはIVUSAサイトをご覧ください。

吉田:
 廣田さんはなんでこの活動に関わろうと思ったのですか?
廣田:
 東日本大震災がきっかけでIVUSAに入りました。IVUSAの災害救援活動に参加したときに、東北の被災した現場を直接この目で見て、これ以上同じような犠牲が起きないようにしたいとすごく思ったんです。復旧活動に力を入れるよりかは、防災に力を入れたいな、ということをこの2年間のIVUSAでの活動で感じました。避難所体験イベントの活動に去年参加して、今年もっと深く携われる立場になりたいと思い、リーダーを務めました。
吉田:
 最後に、同世代の大学生に向けてメッセージをお願いします。
廣田:
 「生きる力」を身につけてほしいです。子どもたちだけじゃなく、大学生もまだまだ自分たちにできることはあると思います。いざというときに何もできないのはすごく悔しいと思います。なので、自分たちでもっと防災について学びつつ、そうした活動に参加してほしいです。

担当

丸岡 美貴(法政大学)

丸岡 美貴(法政大学)