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レポート部

第39回 学生視点で被災地においてできることを模索し、元気を置いていきたい

 今週は立命館大学3年生の廣田 秋俊に、被災地で活動した時の体験談を聞きました。インタビュアーは立命館大学4年生の澤井 隆彰です。

廣田 秋俊 被災地での活動

澤井:
まず初めての災害救援活動の時のお話を伺いたいと思います。1年生の時に東日本大震災の被災地である宮城県気仙沼市で活動されたんですよね?
廣田:
はい。震災が起きた年の9月8日から11日までの3日間活動しました。震災からちょうど半年という節目の時期であり、多くのIVUSAの会員が哀悼の意を込めて参加しました。
澤井:
廣田さんにとって初めての災害救援活動でしたが、どういった印象を持ちましたか?
廣田:
まず、気仙沼に行くためにバスを使って行きましたが、窓の外の景色ががらりと変わってきたんですよね。がれきや倒壊した家屋が絶え間なく続いていて、ただただその景色に呆然となり、緊張感が高まってきました。
澤井:
気仙沼でどんな活動をされたんですか?
廣田:
沿岸部で被害を受けた地福寺というお寺で活動しました。周辺の家屋は全壊する中本堂は奇跡的に流されていなかったのですが、石像や灯篭が倒れ、転がっていました。これらを運び出して本堂までの道を作る作業や、海水の混じったヘドロを?き出す作業も行いました。
澤井:
作業中はどんなことを考えられたのですか?
廣田:
とにかくやらなければならない作業が多く、すべてのニーズに応えるためにがむしゃらに活動していました。また、自分が被災したらどんなことを思うのかということを考え、お寺の住職さんのために頑張りたいと思いました。
澤井:
作業が終わった時の心境はどうでしたか?
廣田:
悔しい気持ちでいっぱいでした。まだできることはたくさんあったのに時間がなく帰らなくてはならいということが本当に悔しかったです。だからこそ少しでもできることがあれば現地に足を運ぼうと決心しました。
今年の3月11日には再び地福寺を訪れたり、気仙沼での追悼式の運営のお手伝いをさせていただいたりしました。
澤井:
様々な災害救援に参加されていますが、他に印象に残った活動はありますか?
廣田:
京都府京都市開町における豪雨被害災害救援活動です。この被害により、町の中心部を走る桂川が氾濫し、地域一帯が被害を受けました。私たちは床下のヘドロ掻きや家財の運びだし等を行いました。
なぜ印象に残っているのかというと、IVUSA以外でも地元のために活動する仲間がいて非常に嬉しく思いました。身近で起きていることに対してアクションを起こせる人とのつながりを実感しました。
澤井:
災害救援活動に行くにあたって、心がけていることは何ですか?
廣田:
自分は被災者ではないので、被災者の気持ちを100パーセント理解できません。自分たちは2、3日しか活動しませんが、被災者の方はずっとその地域で活動していきます。しかし、学生たちがその気持ちに寄り添うことで、少しでも何かの役に立つことができると思います。まだまだ自分たちにはできることがたくさんあると思います。これからも学生視点で被災地においてできることを模索し、元気を置いていきたいと思います。

担当

吉田 龍平(東洋大学)

吉田 龍平(東洋大学)