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レポート部

第33回 震災後の無形文化財の保存【2】

 先週から引き続き、一般社団法人儀礼文化学会の久保田 裕道さんに丸岡 美貴がインタビューしてきました。

私たち大学生は被災地の無形文化財の保存・継承にどのように関わることができますか?
 実際に現地に行ってもらうのが一番です。今の若い人は無形文化財を古いと思っている人が多いかもしれません。でも、実際に見てみて沿岸部の芸能はエネルギッシュで若い人が中心になって盛り上げているので驚きました。虎舞(虎の頭をかぶって獅子舞みたいな舞)をやっている人は20代の若者で、非常に熱くやっています。実際に行ってみてそれを面白いと思うんですよね。まず行ってみて、魅力を知って楽しむことから始まると思います。
 また、地元の芸能は一軒一軒家を回って楽しませるのが目的でエンターテイメント的要素を持っています。ですから派手に盛り上がって、楽しさを共感していただき、新しいつながりが持てるといいですよね。知らない人が行っても楽しめるだけのポテンシャルを持った祭りとか芸能がたくさんあるので、祭りに入れてもらうとか、魅力に感じて地元に住むとかそういう動きがあればさらに盛り上がると思います。
ラジオを聴いているリスナーの方にメッセージをお願いします。
 先週もお話しましたが、無形文化遺産情報ネットワークというウェブサイトを作って情報を集めて行こうと考えています。これから祭りに参加された時に、いろんなことを聞いてみてください。
 さらに、分かった情報を無形文化遺産情報ネットワークに伝えていただくとうれしいです。そこからネットワークが発展していき、ネットを見ていただいて新しい仲間ができ、一緒に行っていただくきっかけになるといいと思います。

 一般社団法人儀礼文化学会事務局長の久保田 裕道さんのインタビューは以上です。
 2週にわたってお送りしました。久保田さんありがとうございました。

担当

吉田 龍平(東洋大学)(写真左)

吉田 龍平(東洋大学)(写真左)