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第29回 被災地で活動した学生の体験談 ?震災を風化させてはいけない?

 第25回より防ラジに加わってくれた新メンバー・東洋大学2年の吉田 龍平(通称・デンリュウ)が、IVUSAでの被災地の活動体験談を話してくれました!
 吉田と丸岡の対談形式でお送りします。

丸岡:
デンリュウは被災地で具体的にどういう体験をしてきたの?
吉田:
2012年8月9日?8月13日に行われたIVUSAの災害救援活動24次隊に参加しました。宮城県東松島市での活動です。具体的には、海岸清掃、津波で流されてしまった自宅の土地のガレキ撤去、草むしり、憩いの場であった小川の復旧活動をしました。

神社清掃の様子 周りの放置されていた草木を除去しています(右)
神社清掃の様子
周りの放置されていた草木を除去しています(右)

丸岡:
そもそも、どうして救援活動に行こうと思ったの?
吉田:
高校2年生のときに東日本大震災が発生しました。ですが、自分は受験で何もボランティアをできませんでした。それが本当に悔しいなっていうのがありました。
丸岡:
活動していてどういうことが1番印象に残った?
吉田:
震災から1年以上経っているのに、まだ何も進んでいないということです。行きのバスからがれきの山が見えました。街が壊れているところを見て、心が痛くなりました。
丸岡:
「街が壊れている」っていうのは具体的にどういうこと?
吉田:
津波で家が流されてなくなっていることです。家の土台だけしか残ってないところがいっぱいあったので、ショックでした。
丸岡:
他に印象に残ったことは?
吉田:
元々あった住民の憩いの場を作ったことです。
丸岡:
憩いの場を作る作業にどういう形で参加したの?
吉田:
もともと小川があったところに、また小川を作る作業をしました。小川が津波で流されてしまって、何もない状態でした。具体的な作業は、一から掘って、中に入っているネットを除去します。小石を敷いて、小川が流れるようにしました。

住民の憩いの場、小川設営の様子です
住民の憩いの場、小川設営の様子です

丸岡:
「一から河川を作った」ということ?
吉田:
もともとあった小川を大きくした感じです。
丸岡:
1回のデンリュウが参加した活動で、小川はどれくらい完成したの?
吉田:
けっこう完成に近づきました。人がぱっと見て「川が流れている」と認識できるくらいまでです。
丸岡:
すごいね!河川を作るって具体的にどういうことかな?小石を敷いて…水を入れたってこと?
吉田:
水は流れていましたが、津波によるヘドロでせき止められてしまっている状態でした。ヘドロを除去して、再び川の水が流れるようにしました。
丸岡:
作業をしていて1番大変だったことは?
吉田:
ネットの除去です。スコップで取り外したり、抜いたりします。ヘドロがへばりついていて何重層にも重なっていました。取り外すのはかなりの肉体労働できつかったです。
丸岡:
住民の方との関わりは?
吉田:
実はあまり関われませんでした。住民の方はきていましたが、自分から話しかけることはなかなかできなかったです。今度いくときは、ちゃんと住民の方とお話ししたいです。震災時どういう状況だったのかをきいて、今後の自分の活動に生かしていけたらなと思います。今後、災害救援活動に参加する際の、自分の目標です。
 震災が起きたことを忘れてはいけないと思うんです。今年の3月11日で2年が経ちました。そのときに思ったのが「震災の記憶が人々の中から色あせてはいけないな」というのと「現在の被災地の状況を発信していかなくてはいけない」ということです。だから防災ラジオに関わろうと思いました。
丸岡:
これからは自分が被災地で活動してきた生の声を発信するし、他の人が活動したことを発信できるようになりたいってことかな?
吉田:
そういうことです。
丸岡:
ご立派!!これからも一緒に防災ラジオがんばっていきましょう。
吉田:
がんばっていきましょう。よろしくお願いします。

担当

担当:丸岡 美貴(法政大学)

担当:丸岡 美貴(法政大学)