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第114回  宮城県亘理郡山元町震災復興活動レポート②

今回は、「ともきよ」こと法政大学の友清渉が前回に引き続き、IVUSAで継続的に行っている宮城県亘理郡山元町震災復興活動に参加してきた法政大学2年の倉本夏歩さんにインタビューしました。

 

ともきよ:
倉本さんは今回の活動で現場長という立場でこの活動に関わったと聞きましたが、どのようなことを行ったのですか?

倉本:
私たちが担当した現場は、分別場という場所だったのですが、骨塚の瓦礫とお骨を取り除く作業をしました。作業後に参加者の子たちと話してみたのですが、最初お骨がどのようなものか分からなかったり、作業をしている時の自分の足元にもお骨があるので踏んでしまうことに罪悪感があったり、色々な葛藤がある現場でした。その分いろんなことを考えることができたと思います。

ともきよ:
今回は骨塚作成やフィールドワーク、杭の返還セレモニーなどがありましたが、その中で感じたことや印象に残っていることを教えて下さい。

活動に参加した倉本夏歩さん
活動に参加した倉本夏歩さん

倉本:
私が一番印象に残っているのは骨塚の完成の場面です。活動最終日の朝に住職さんと活動の参加者全員での完成のセレモニーを予定していました。でも最終的な作業に立ち会えたのは、200人の参加者のうちごく一部になってしまって。でも完成は全員でやりたいということで、式を終わらせる際に全員で押すことになりました。セレモニーで周りを見たときに、ただ押すという作業なのに、参加者全員が本当に真剣になって色々なことを考えている様子に感動しましたし、それを見ていた住職さんも本当によかったとおっしゃって下さって、一生忘れない思い出になりました。

ともきよ:
貴重な経験をなさったんですね。11月の最初の土日に再び山元町に個人的に向かったと聞きましたが、どのようなことをなさったんですか?

倉本:
ボランティアというよりも、観光という形になるのですが、元々活動でお世話になっていた普門寺の住職さんと普門寺を手伝っているボランティアの方が運営している大事なイベントに参加しました。その大事なイベントとは、そのボランティアの方が普門寺の近くの青巣稲荷神社の神主さんになるということで、復興後初めて青巣稲荷神社で行われたお祭りです。

ともきよ:
今後の山元町について何か考えていることなどあれば教えて下さい。

倉本:
私自身そんな大それたことは出来ないと思っているのですが。お寺でのお祭りのあと、デコトラのお祭りが開催されていて今まで山元町で見たこともないほど多くの人がいました。夜もトラックが光を発していて、イルミネーションのようにきれいで。こういう形で現地の方を楽しませることが出来るのだと新しい発見がありました。来年、もう一度神主さんになった方がお祭りをするとおっしゃっていたのでそのお手伝いをさせていただくなど、これからも活動は続けていきたいです。

担当

松浦 奈々(法政大学)

松浦 奈々(法政大学)

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