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レポート部

第103回  2007年の能登半島地震被災者の方にインタビューしました

インタビュアーは「ななみん」こと東洋大学の高橋七望です。私がファームステイした先のお母さんに話を伺いました。お相手は「ともきよ」こと法政大学の友清渉、「はなちゃん」こと神奈川大学の花澤達朗、「さやお」こと日本大学の岡田紗弥です。

能登半島は過疎化が進んでおり、人口の5割が高齢者となっています。それなら被災時の被害も大きいはずなのではと思っていましたが、逆に過疎化が進んでいることにより地域間のコミュニティが非常に強いという話を聞きました。「○○さん大丈夫かな」と互いに気を掛け合いみんなで固まることで被害が大きくならずに済んだそうです。

 

ともきよ:
都会ではあまりないことだよね。

ななみん:
地震後すぐに地域の中で比較的若い二人組の高齢者が地域を回り「大丈夫?」と声をかけていたそうです。ファームステイ先のお母さんが「密集した都会よりも過疎化している能登のほうがいいんじゃないの」と言っていたことに考えさせられました。
実際私がインタビューした方は牧場にいる時に被災したんですが、そのとき牧場の動物は地震にまったく反応しなかったそうです。その方は仕事についていたので精密機械を扱う仕事をしていましたが、それが壊れてしまいました。

はなちゃん:
なんてこった。

能登地震の様子①
能登地震の様子①

ななみん:
情報部でもお話ししましたがその時は幸い人がいなかったので、その場で人の事故はなかったそうです。そんなに被害がなかった理由というのは、実はこの数年前に能登で水害が発生しており、その時からみんなで被災時の対策案を出していたり、住居の補強をしたりしていたようなので被害がそこまで起きずに済みました。
そんなご近所づきあいが大事だと思ったんですけど、みなさんご近所づきあいしていますか?

さやお:
そうですね、結構してるかも。マンションに住んでいるので幼馴染がいっぱいいます。

ともきよ:
出会ったら挨拶はするかな。あと隣の家を通るときそのワンちゃんに必ず吠えられる。(笑)

はなちゃん:
自分はそこそこですね。お隣さんの家に上がったりもします。広辞苑借りてまだ返してないっていう。(笑)あと学校通うとき近所のおばさんに出会って10分近く話し込んで学校に遅刻ギリギリになることもありましたね。

ななみん:
私が能登に行った時も家に上がったらかぼちゃが100個ぐらい置いてあって、どうしたのか聞いたら「ご近所さんからもらった」と言っていました。地域間での分け合いをとても大切にしているようです。
家の方が段ボールいっぱいにかぼちゃを詰め込みだして何をしているのか聞いたら「これ高橋さんの家に送るよ」と言われたときは驚きました。
「能登の優しいは土までも」という言葉があるんですが、能登の人は土にまで優しく接するくらい優しいから農業が発展し、普段からのご近所づきあいもいい関係を築けているんだと思いました。

能登地震の様子②
能登地震の様子②

さやお:
ちなみに100個のかぼちゃはどうしたんですか?

ななみん:
私の家に送られたやつは、また私の祖母の家に送ったりかぼちゃスープにしたりしました。現地ではヤギがかぼちゃをたくさん食べていました。(笑)

担当

友清 渉(法政大学)

友清 渉(法政大学)

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