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レポート部

第1回 東日本大震災レポート

2011年3月11日午後2時46分、皆さんはあの瞬間を覚えていますか?
 鳴り止まぬ速報に錯綜する情報、何度もニュースに流れる津波の映像……あの震災から1年半が経ちました。8月には日本中がオリンピックに沸いて一丸となり、明るいニュースも多くなってきました。しかし、被災地は「今」どうなっているのでしょうか。
 今回は宮城県東松島市から、現地で継続して活動されている日本財団の東日本大震災現地支援センターの黒澤司さんと、災害救援活動で8月10日~15日まで現場に入っていた国士舘大学4年の入 大輝さんの生の声をお届けします。

東日本大震災レポート
入 大輝さん

 

漁業支援のボランティアに関わっていて、徐々に漁業は再開してきていると感じます。
 しかし放射能の問題やインフラの問題が依然として残っており、震災前の状況とは程遠い状況です。
 震災直後はまず命が助かったということから、頑張って復興を目指そうという強い意気込みが見られました。それが1年半という時間が経ち、住宅等の現実問題に直面することで、元気が段々と無くなっているように感じています。
 メディアへの露出が減っていく中で、被災地以外から支援やボランティアが減っています。被災地のこと、震災のことを改めて見つめて貰うことが大事です。(黒澤さん)

 

復旧から復興へと着実に進んでいる地域があります。しかしそれは一部の地域に限った話であり、殆ど人の手が入っていない地域も多いのも事実です。実際に今私たちが入っている室浜という地区は、海岸や家の瓦礫撤去が全くされていない状況でした。
 私たちは数日間しかボランティアに入れませんが、学生が持っている若さとバカさで被災地に元気を置いてくることは出来ます。
 もし被災地のために何かしたいという思いがあれば、まず足を運んでみて下さい。まだまだ現地では人が必要です。皆さんと力をあわせて、被災地から日本を復興させていければと思います。(入さん)

黒澤 司さん
黒澤 司さん

東日本大震災の復興支援活動の様子(2012年8月)
東日本大震災の復興支援活動の様子(2012年8月)

 

実際に「どうせ力になれないだろう」と踏みとどまらずに、短い期間だったとしても同世代の学生や若者たちには、是非思い切って活動に参加をしてみて欲しいです。若者が出せるパワーと元気は、きっと自分たちの想像以上に被災地を元気にすることが出来るはずです。

 

次回は、昨年2011年の台風12号や今年7月の九州豪雨水害のレポートをお届けします。