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第81回  「津波の遡上」について

今週は「飯田氏」こと法政大学の飯田麻友が「津波の遡上」についてお話します。一緒にお届けするのは「まるちゃん」こと法政大学の丸岡 美貴と「すなっち」こと法政大学の砂田 和樹です。

まるちゃん:
津波の「そじょう」って何?

飯田氏:
「遡上」とは川が津波の影響で、普段流れている方向ではなく逆流してしまい押し寄せてくることです。

まるちゃん:
なるほど。一応本番前に資料に目を通した時、遡る(さかのぼる)に上(うえ)で遡上(そじょう)と読めただけで私バンザーイってなったよ(笑)

飯田氏:
私は読めませんでした(笑)

まるちゃん:
漢字難しいよね。

飯田氏:
そうですね。今回私が調べようと思ったのは私の家の裏に「大岡川」という横浜を流れている川が流れていて、東日本大震災の時にその川が若干逆流したので、東京湾に面しているのですが恐いなぁと思い、調べてみたいと思いました。皆さんの家の近くに川はありますか?

すなっち:
僕の家の周りには川は全く川が流れてないので心配なしですね。今日は今後の参考のためにお話しを聞きたいと思います。

まるちゃん:
内陸の方に住んでいるの?横浜だよね?山の方なの?

すなっち:
そうですね。横「浜」なのに「山」の方……

飯田氏:
横山……(笑)

まるちゃん:
私は東京の神田川の近くに住んでいます。家から歩いて5分くらいのところです。大雨とか台風の時に結構かさが増えて上の方まで上がってくるから今回は真剣に話が聞きたいです。

飯田氏:
私は神奈川に住んでいるのですが、神奈川の防災ページを見ると鎌倉~江の島間の相模湾沿いに津波が来ると予想されていて、横浜など東京湾沿いの内陸部には津波は到達しないと書かれています。
ではなぜ東京湾の方には津波が到達しないと考えられていると思いますか?

すなっち:
全く分からないです。

飯田氏:
そもそも東京湾の入り口が狭いので波が押し寄せないのと、東京湾の水深が浅いのでプレートがずれてもあまり影響しないと言われているからです。
しかし歴史的に見てみると1703年の元禄地震というものがあり、その時には東京湾に津波が押し寄せてきていました。金沢、横須賀に3.1M、三浦海岸には4.9M、三崎には5.9M押し寄せてきていたのです。
その情報を元に今言われているものが「南海トラフ巨大地震」です。

まるちゃん:
マスコミでよく言われているものですね。

飯田氏:
よく言われていて有名ですが、これは元禄型関東地震を想定したものです。

まるちゃん:
へー。古くから繋がっているのだね。

飯田氏:
来ないと言われていましたが歴史的にみると来たことがあるので300年とちょっと経った今、言われだしているのですが、それによると東京湾内でも3Mの大津波が測定されています。

まるちゃん:
本当に!?私たちはどうすればいいの?

飯田氏:
家の近くに川があったりしても海が遠いし、山しか見えないので津波は関係ないだろうって思っていました。

まるちゃん:
私もそう思っていたよ。

飯田氏:
しかし東日本だと何十キロも遡って遡上して津波が来ているので、川だからと安心しないで離れるということが大事です。

まるちゃん:
警報がきたらすぐに逃げろっていうことだよね。

飯田氏:
そうですね。警報がきたら川のない高いところに避難することが大事だと思います。
そして都道府県管理の大地震や大津波が来た時の川の対策のマップや、どのくらい津波が来るか予想したものなど、各都道府県で対策が取られているので、実際に自分が住んでいる地域のサイトにいって見て確認してみてください。

まるちゃん:
確認します。

担当

砂田 和樹(法政大学)

砂田 和樹(法政大学)