HOME > 情報部 > 障がい者の避難支援のやり方

情報部

第69回 障がい者の避難支援のやり方

災害時にどのように障がい者をサポートしていくのかについて、「ななみん」こと東洋大学の高橋 七望と「ジョニー」こと東洋大学の内藤 友晴が考えていきます。具体的には、杉並区障害者団体連合会さんが作成された「区民の皆様へ、障害者からのお願い2011」というチラシを参考にしています。

ななみん:
今回なぜ障がい者と防災を取り上げたかと申しますと、私は大学で聴覚障害の方は授業が聞けないので、横に付いて先生の言っていることをノートに書く、ノートテイクというボランティアをやっていて、「災害が起きたらどうするんだろう」と考えたのがきっかけです。ジョニーさんは何か障がい者と関わりなどありますか?

ジョニー:
あんまり関わりはないですね。

ななみん:
なるほど。ジョニーさんのようにあまり関わりがない人も、同じ大学内に障がい者の方がいますので、聞いてみて下さい。まず初めは視覚障害の方の避難の仕方などを話していきます。私たちはラジオをやっていますが、ラジオは音と声だけの世界。視覚障害を持っておられる方も同じ、音と声だけの世界で生きているということで今回は視覚障害を取り上げていきます。
 視覚障害を持っておられるは災害が起こった時に何が一番不安になると思いますか?

ジョニー:
不安になること…。やっぱり物とか落ちてきてもよけられないことですかね。

ななみん:
そうですね。周りの状況がわからないですよね。ですから周りの状況を教えてあげることが大切で、どこが停電している、どこで火事がある、どこの電柱で亀裂が入っていて危ないなどを指示、伝えていかなければいけません。それを踏まえた上で、どこに逃げればいいか、安全かを障がい者の方に教えてあげ、その避難場所まで私たちが誘導していく必要があります。
 誘導する際は、その時に障がい者の半歩前を行き、肩や腕を貸す形で歩く。やはり前に誰もいないところを歩いて行くのは怖いですよね。ですから半歩前を歩いてあげて下さい。この時注意して欲しいのは、を押したり、引っ張ったりなどしないことです。それは何でだと思いますか?

ジョニー:
やっぱり危ないからですよね。

ななみん:
いきなり引っ張ったり、押したりしたら、危ないですよね。どんなにいきなり何かが飛んできたりしても押したり引っ張ったりせずに、誘導していくということ。

ジョニー:
それ小学校の時にやったわ。

ななみん:
えっそれは小学校の学年全体でやったのですか?

ジョニー:
そうだね。やったね。

ななみん:
割と状況とか分かったりしますか?

ジョニー:
わかるわかる!障がい者役だったのですけど、目が見えない人って杖をつくじゃないですか、でいきなりサポート側が走り出したから、びっくりして床に杖ついてしまって、そのまま杖が腹に刺さった思い出が…。

ななみん:
えーー!それは痛い!

ジョニー:
なんかだからダメですよ。いきなり走り出したりとかしたら。

ななみん:
はい!でその誘導している時も、周りの状況をしっかり教えてあげることが重要です。状況を教える時に方向を示すのに特色があるのですが、ジョニーさんわかりますか?

ジョニー:
いやちょっとわからないですね。

ななみん:
はい。方向を示す時は時計の針の位置でしめす。例えば、右に何かがあります、左に何かがありますではなく、3時の方向に何かがあります、9時の方向に何かがありますという必要があります。右左はわかりやすいのですが、例えば右斜め前とかなってしまうと、どこ?と混乱してしまうので、そのような時は、10時の方向に電柱が倒れていますと教える必要があります。

ジョニー:
なるほど!

ななみん:
今回取り上げたのは杉並区障害者団体連合会というサイトの区民の皆様へ、障害者からのお願い2011というチラシを参考にしました。杉並区障害者団体連合会ではこのように指示してほしいと呼びかけています。

収録の様子

担当

高橋 七望(東洋大学)

高橋 七望(東洋大学)