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情報部

第62回 地震と植物

 今回の情報部の担当は「ともきよ」こと法政大学の友清 渉が日本大学の花岡 篤史と一緒にお送りします。よろしくお願いします。

友清:
 今回は地震と植物についてなんですが、篤史さんは植物って好きですか?
花岡:
 そうですね~。僕の家にマリモがあるんですが、マリモってどんどん大きくなるイメージなんですけど、全然大きくならないですね。
友清:
 今どれくらいの大きさですか?ビー玉くらい?
花岡:
 ビー玉より小さいな。1センチ位。飼って10年くらい経つのに全く成長しないっていう。これもうまずいですね。逆に渉は何か植物は育てているの?
友清:
 はい、僕は家でサボテンを育てています。可愛いですよ、サボテン。
花岡:
 可愛いの!?どの辺が可愛いの。
友清:
 まん丸でこじんまりとしたところですね。
花岡:
 こじんまりとしたところねぇ。聞いたところによると、サボテンは成長に育てている人の感情にすごく左右されるみたいだけど。
友清:
 サボテンにポジティブなことを話しかけ続けたら元気に成長して、ネガティブなことを話し続けたら成長しないという話も聞きますからね。
花岡:
 そういうのに植物って敏感なんだね。
友清:
 みたいですね。で、今回植物のその力の一端のようなものを調べてみて、災害に関係したもので行き着いたのが地震なんですが、そのなかでもオジギソウという植物に注目しました。
 オジギソウって知っていますか?

オジギソウ
オジギソウ

花岡:
 聞いたことはあるけど実際に見たことは…。
友清:
 見ることはなかなかありませんよね。僕もまじまじと見たことはないんですがそのオジギソウという植物はどんな植物かというと、名前のとおり触られたり、何か刺激を受けたりすると上方向に向いている葉っぱがぱたんとお辞儀をするように下方向に向きます。そのオジギソウが地震を事前に察知する能力があると言われているんですよ。
花岡:
 いやいや、そんなのどうやって察知するの?
友清:
 それがですね、すごく科学的で難しい話なんですけど聞いてくださいよ。
花岡:
 おぉどうぞ、聞きますよ。
友清:
 オジギソウの何が察知するかっていうと、オジギソウの細胞が察知するんですよね。その細胞の電位。わかります?
花岡:
 電位?
友清:
 はい。生き物って体に電気信号が流れるじゃないですか。その電気が体内で流れる空間といいますか、電気が流れるシステムのようなものですね。
 そして地震の話なんですけど、地震が起こると当然空気が揺れるわけじゃないですか。その揺れの影響で大気中に存在する電位にも振動が生じてビリビリっと揺れるわけです。その揺れをオジギソウの細胞がキャッチして、その刺激でオジギソウがぱたんと倒れるというシステムになっているわけです。
花岡:
 あぁ、じゃあ大気中の電磁波みたいなのを感じてオジギソウは倒れるってことなのかな。
友清:
 触っても倒れるので、一番大事なのは「刺激」ですね。
花岡:
 植物ってそういうのに敏感なんだね。
友清:
 そうですね。地震は地表が揺れるより先に、大気がすごい微弱な振動を起こしているというのがあるんですね。
花岡:
 地震が起こるより前に大気中には微弱な振動があるんだ。
友清:
 以前、僕は似たような「なまずが地震を察知する」というネタで、なまずは地震が起こる前の水中の微弱な振動を察知して暴れるということを紹介したことがありましたが、今回、植物は大気中の揺れを察知するということがわかりました。
花岡:
 はぁ~、動物も結構敏感なんだね。そういうのって。
友清:
 人間より敏感ですよね。
花岡:
 漫画とかであるけど、犬が散歩中に変な行動をしだすことがあるよね。犬もなまずもオジギソウもそうだけど電位をいち早く察知して動いているわけだ。
友清:
 動物もそうですし、植物も人間が感じられない、いわば謎の領域で地震を察知できるんじゃないかなって思いますよ。すごいですよねぇ。
花岡:
 すごいな。自然の力。

 以上が情報部の地震と植物についてでした。ありがとうございました!

担当

友清 渉(法政大学)

友清 渉(法政大学)