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情報部

第61回 在日外国人に対する防災対策

花岡:
 今回の情報部を担当するのは、日本大学4年生のはなちゃんこと花岡 篤史です。よろしくお願いします。
友清:
 よろしくお願いします。
花岡:
 前回、通訳コンシェルの「119」という多言語コールセンターサービスを紹介しました。これは、外国人向けの通訳サービスなんですけど、最近日本に外国人が増えてきているじゃない?
友清:
 はい、そうですね。町でも結構見ますね。
花岡:
 実際、その人たちは災害が起きたときどうやって情報を仕入れているんだろう?
友清:
 どうなんですかね。情報を仕入れるのはやっぱり大変だと思いますよ。
花岡:
 外国人でも英語を話せても日本語を話せる人は少ないし、そういうことがあって「情報弱者」になってしまうんだよね。
友清:
 ふむ。たしかに。
花岡:
 それで最近、外国人向けの防災マニュアルというものが整備されてきているんだよ。
友清:
 おお!そうなんですね!
花岡:
 東京都国際交流協会というものがあるんだけど、そこでは「情報弱者」になった人たちのために英語、中国語、韓国語、フィリピンのタガログ語、タイ語、スペイン語で作られた災害マニュアルをサイトからダウンロードできるようになっているんだ。
友清:
 すごいですね!
花岡:
 でもね、防災情報を翻訳したところで、わからない人もいるんだよね。
友清:
 あ、そうですよね。聞いたことがあるんですけど、地震の震度って日本の基準らしくて、海外の人には通じないらしいですね。
花岡:
 よく知っているね。あと、津波って日本人はわかるんだけど、外国人にはわからない人も多いみたいで…。
友清:
 そうなんですか。
花岡:
 実際、情報を得てもどう動いたらいいのかわからないケースが多いんだよね。
友清:
 ふーむ。なるほど。
花岡:
 じゃあ、ちょっと僕たちも考えてみようか。
友清:
 そうですね。自分たちが海外に行ったらって考えてみたらいいですね。
花岡:
 うん。立場を逆にして考えてみようか!そういえば友清は最近インドに行ったっていうけど、そこでなにかあったりした?
友清:
 今年の夏8月にインド旅行に行ったんですけど、そこで災害に巻き込まれてですね…。
花岡:
 え?災害にあったの?
友清:
 インドのガンジス川があるんですけど、雨で川が氾濫して洪水になっちゃったんですね。それに巻き込まれました。大変でしたね。

インドの洪水の様子
インドの洪水の様子

花岡:
 …そうだったのか。なんて聞けばいいんだろう。その時どうだった?
友清:
 まさか旅行に行ったらいきなり災害に巻き込まれたんで、どこに避難すればいいのかも全然わからず…ヒンドゥー語もわからないので誰に頼ればいいのかもわからず、そこは焦りましたね。
花岡:
 じゃあ、みんな焦っていただろうね。
友清:
 と、思うじゃないですか。実は困っていたのは僕たちだけで、彼らインド人は平然としていたんですよ。
花岡:
 洪水だったのに!?
友清:
 はい。インドでは常に洪水っていうのは当たり前なんですって。避難した時インドの人は僕たちの焦っている姿を見てインドのお茶の「チャイ」を置いて「飲みなよ」って言ってくれました。
花岡:
 意外とのんきなんだね。
友清:
 彼らはのんきでしたね~、本当に。篤史さんは何かありますか?
花岡:
 3.11の時に僕はちょうどIVUSAの活動でバングラデシュに行っていたんだ。現地の人たちは僕たち日本人のために追悼式をやってくれたり、電話貸してくれたりっていう対応はしてくれたね。
友清:
 ふむ。
花岡:
 でも、もしバングラデシュで災害が起こったら自分はどう動けるのかと考えたときに、避難所がどこにあるかとか、電車が動いているかどうかの現状を教えてくれる人がいて欲しいよね。
友清:
 そうですよね。僕もそれ思いました。
花岡:
 困っている人がいる時、一言声かけるだけでも全然違うよね。
友清:
 違いますね。安心しますね。
花岡:
 外国の方でも体格が良い大人であっても、現地の言葉を話せないってなったら、その人たちは「情報弱者」になってしまうからね。やっぱり僕たちから声をかけることって重要だよね。
友清:
 そうですね、中学校で習う May I help you? とか簡単な英語なら誰にだってできますしね。
花岡:
 心の持ちようだけじゃなくって、自分から声をかけるっていうアクションが必要なんだなって思いました。
友清:
 大事ですね。
花岡:
 それでは、今回情報部を担当しました。花岡 篤史でした。ありがとうございました!

担当

花岡 篤史(日本大学)

花岡 篤史(日本大学)