HOME > 情報部 > 葛飾区産業フェアレポート【1】 雨水を活用したミニダムとは?

情報部

第58回 葛飾区産業フェアレポート【1】 雨水を活用したミニダムとは?

 10月19日にテクノプラザかつしかで行われた葛飾区産業フェアにお邪魔しました。
 ここで防災に関する製品やサービスをレポートしていきます。

 まず、「雨水は大切な資源です」という魅力的なキャッチフレーズが気になってブースにきてしまいました。さっそくブースの方にお話を聞いてみたいと思います。

自己紹介をお願いします。
 葛飾異業種交流会に所属しています、サンエービルドシステムの前田です。よろしくお願いします。
サンエービルドシステムとはどんな会社ですか?
 住宅のリフォーム工事など行う建築業をメインに行っています。

説明してくださるサンエービルドシステム株式会社専務取締役の前田 嘉人さん
説明してくださるサンエービルドシステム株式会社専務取締役の前田 嘉人さん

ミニダムというのが気になりますが、ミニダムとはどんなものですか?
 ミニダムは雨水を貯めて資源を有効活用してもらおうというタンクで、葛飾異業種交流会の中の様々な業種の人が集まって共同開発しました。葛飾産業フェアではサンエービルドシステムが代表して紹介しています。

ミニダム
ミニダム

 ミニダムはどのように使えますか?
 都市化が進むに従い、雨水を排除してしまおうという世の中になってきています。でもそれは変だと思いました。たぶん若い人は見たことがないと思いますが、天水桶という街角に水をためておくバケツみたいな桶が置いてあり、江戸時代ですと少しのボヤでも消さないと町中が燃えてしまうので初期消火に役に立っていました。その防災のためにあちこちに桶が置いてありました。
 そのような文化がなくなってしまって、でも自分の頭の上から降ってくる大事な水を排除するのではなく、もっと身近に使っていただきたいという思いから始まりました。
 消毒したりオゾン脱臭をしたりダムをつくったりいろんなコストをかけてインフラ整備して使えるようになったお水を植木にかけたりトイレに流したりするのはもったいないので、飲み水は飲み水で使い、それ以外のところでは自前の水源で使えればという思いがあります。
 雨戸を少し切ってタンクを置くだけで今まで下水として流れていたものがストックできます。ためてしまえば使うことを考えればいいです。今回の3.11の後避難所に設置し、平時にため込むのが大切というのを気づきつつあります。
ミニダムは家庭でも設置できますか?
 今回展示しているのは家庭用です。日曜大工で設置できます。北は宮城県の仙台から沖縄県まで発送して、自分で取り付けてもらう形になります。
雨びつというのはなんですか?
 これも雨をためて使えるタンクです。プラスチックだけではなく杉の間伐材を使ってできています。間伐を行わないと森が成熟していかないので行われます。間伐された木は使い道がなく、うまく使えないかなということでできました。
 雨びつの由来はおひつという大事なものをしまっておく木の箱のことを言いつつ、雨を大切にしてもらいたいということで雨のおひつ、雨びつになっています。葛飾区役所の正面玄関に使われています。

間伐材を使った雨櫃
間伐材を使った雨櫃

 簡単にできる防災設備ということで、みなさんの家庭に取り付けてみてはいかがでしょうか?前田さんありがとうございました。

担当

吉田 龍平(東洋大学)

防ラジのメンバーと(右から二人目が担当の吉田)
防ラジのメンバーと(右から二人目が担当の吉田)