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第46回 歴史から学ぶ防災

 日本では大昔から、地震、火事等の災害を経験してきました。特に江戸時代には災害の資料が数多く残されています。今回は過去に発生した災害・災害に対応した人々の知恵を歴史から学び、現在に生かすという企画です。
 日本にはたくさんの資料館・博物館が存在しますが、今回はインターネット上に存在する「消防防災博物館」(インターネット上だけに存在する仮想博物館)より「江戸時代の消防」をひも解きたいと思います。

 1657年に起きた「明暦の大火」で江戸城および武家屋敷や江戸の町に甚大な被害を受け、死者が10万人という大火事がありました。現在の日本でもそうですが季節風により空気が乾燥し、当時は暖を取るため火を使うため火事が起こりやすい状態でした。では江戸時代の人々はどのように対処したのでしょうか?
 江戸時代には火事のプロフェショナル「火消し」という集団がいました。
 TVの時代劇で「め組」「い組」など見かけたことがあるのではないかと思います。
 彼らは元々武家や大名などに徳川幕府が委託したのが始まりですが、後に町民に委託するようになります。では火消しはどのように消化活動をするのでしょうか?
 龍吐水(りゅうどすい)という水の飛距離が15~16mという木製ポンプがありますが、初期消火などに使用されたようです。火消しは主に燃えている建物の周りを木槌やさすまた等で壊し、燃え広がらないようにするという方式をとりました。いかに被害を最小に抑えるかが火消しの役割のようです。
 また、当時の建物は木でできているため、壊しやすく、またすぐ立て直せるというのも利点の一つで、まさに直接火を消し止める消化技術乏しい江戸時代の人々の知恵と言えるでしょう。

 ちなみに今回紹介した消防防災博物館は、より詳しい江戸時代の防災ももちろん、現代の防災まで細かく学べるほかに、防災すごろくや東日本大震災の記録なども見ることができるので是非一度アクセスしてみてください!ちなみにこの「歴史から学ぶ防災」は、まだまだたくさん紹介することがありますので、お楽しみに!以上情報部でした!

担当

石井 将(国士舘大学)

石井 将(国士舘大学)