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第14回 震災と歌【2】

 今週も先週に引き続き、チャリティソング特集をお送りします!!
 今週は、いなりんさんこと大森吉人さんによる『君のために歌う北風』という曲を紹介します。
 いなりんさんは、石巻で観光ツアーをしたり、仮設住宅で野菜を売ったりするなどの復興支援をしている方で、以前のレポート部でも紹介させていただきました。詳しく知りたい方は、第5回のレポート部をご覧ください。
 いなりんさんは実はミュージシャンとしても活躍しておられます。今回はそのミュージシャンとしての顔について紹介したいと思います。

 まずは「いなりんさんが今の活動をされるようになったきっかけ」ということについて紹介します。
 まず、いなりんさんはもともとは函館出身の方なのです。
 石巻に移住するきっかけとなったのは、東日本大震災でした。その惨状をメディアで目の当たりにしていてもたってもいられなくなったそうです。被災地に物資を送りたいと思い、数日後、mixiにそのための支援をお願いする旨の書き込みをしました。
 また、そのための資金を稼ぐ意味も込めて、函館でチャリティ路上ライブをされました。5回行った結果30万円集まったそうです。
 1ヶ月後、それで物資を買い、自分の車に積んで、石巻へと向かいました。
 石巻で支援活動をしている間に、石巻という地にとても愛着が湧いたそうです。「この地にずっと住みたい!支援活動をしたい!!」と思い、3ヶ月後に仕事を辞めて、石巻に住むことを決められました。

 次に『君のために歌う北風』に込めた思いについて紹介します。

「その痛み ほんの少し分けて 1万分の1くらいでも
僕があと、1万人いたら 君を守れるだろう」

 これは『君のために歌う北風』のサビの歌詞の一部です。
 この曲は、東日本大震災を受けて生まれました。
 この曲は応援ソングではありません。
 被災地の人はもちろん、被災地以外の人で、とりわけ「被災地のために何かしたいけど、その一歩を踏み出せない人」にきいてほしいそうです。
 いなりんさんは、直接被災はされていません。しかし、震災の惨状を見て、いてもたってもいられなくて、行動を起こしました。
 「自分には何ができるのだろう、自分にはそんなに力はないけれど、でも何かしたい」という思いをもっていました。そのような思いを抱いている人は日本中に他にもいらっしゃると思うのです。自分のような気持ちを抱いている人が1万人いて、みなが行動を起こしたら、すごく大きな力になるだろうという思いを込めて、この曲を作ったそうです。

第14回 震災と歌【2】

 いなりんさんの歌声を私は生で聞きました。自分の思いがこもった歌詞を、とってもソウルフルな声で歌い上げます。いなりんさんの熱い魂の叫びのようなものを感じ、聴き入ってしまいました!!

 いなりんさんは帽子をかぶっている姿が個人的には印象的です。わたしが夏に訪れた際はキャップをかぶっていました。冬はニット帽をよくかぶっているそうです。今は、いつも野菜を売りに行く仮設住宅のおばちゃんが編んでくれたニット帽を愛用しているそうですよ♪

 いなりんさんのことについてもっと知りたい!『君のために歌う北風』をもっと聞きたい!という方はこちらをご覧ください!!

担当

担当:丸岡 美貴(法政大学)

担当:丸岡美貴(法政大学)