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第109回  災害と地名リターンズ

今週は「でんりゅう」こと東洋大学の吉田龍平がお送りいたします。今回はでんりゅうがお送りする災害と地名リターンズということで、災害と地名に関するテーマの第2回目をやっていこうと思います。聞き手は「ともきよ」こと法政大学の友清渉です。

 

改めて地名とは?

でんりゅう:
地名の由来には何種類かあります。地形説、アイヌ語説、渡来人説、災害地名説、その他です。地形説とは見た目がそのまま地名についているところがあります。アイヌ語説、渡来人説の人の名前などがついているところがあります。その他は地域を治めていた豪族だったり役職だったり様々な由来があります。
今回説明したいのは災害地名説になっているところです。今回こういった災害地名を心得ておけば少しでも減災につながるので非常に重要です。

担当したともきよ(左)とでんりゅう(右)
担当したともきよ(左)とでんりゅう(右)

地名の由来例紹介

でんりゅう:
ともきよさん、宮城県石巻市にはどんな地名の由来があると思いますか?

ともきよ:
石が巻いているとかかな。

でんりゅう:
大体そんな感じです。石巻は北上川の流れが石にあたって渦を巻くような様子から石巻になりました。次に静岡県伊豆市です。これにはどんな由来があると思いますか?

ともきよ:
豆がいっぱいとれるとか。

でんりゅう:
ちょっと厳しいですね。自分は災害地名型と地形型に分けましたが、火山活動によって温泉が「出づ湯」→伊豆になった説と、地名型だと突出している半島「出ず」→伊豆という説もあります。漢字にはさまざまな意味があり、一つの文字に二つの意味が隠されていることで一つの意味だけではないということを確認してほしいと思います。また合併などで地名自体が残っていないこともあるので注意が必要です。
 今年広島県で大規模な豪雨災害が発生しました。ここにも災害地名がありました。広島県広島市安佐南地区八木というところがあります。ここは調べていたら面白いことがわかりました。ここは昔八木蛇落地悪谷と呼ばれていました。これってどんな意味だと思いますか?

ともきよ:
昔話風にいう悪い蛇が谷に落ちたところがあるのかな。

でんりゅう:
いい所をついていますね。ここでの蛇のイメージは水の中で蛇がのた打ち回る様子です。川の流れが急になりやすいということです。蛇が降ってくるような水害が蛇落地、悪い谷悪谷という言い伝えがありました。
他にも鶴という漢字がつく山形県南陽市について、地名は地形に由来するということで鶴も曲がりくねった川だから急流になると氾濫しやすいとかありますがここでは昔話、鶴の恩返しという話もあるということですね。

 

ということで災害と地名リターンズ前半部導入を終わりたいと思います。後半部はクイズを通じてお話できればと思います。

担当

吉田 龍平(東洋大学)

吉田 龍平(東洋大学)

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