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第106回  瓜生島と液状化

今回は、大分県別府湾に位置しているとされた島、瓜生島(うりゅうじま)についての紹介です。担当は「きっしー」こと東洋大学の岸本匡史と、「ともきよ」こと法政大学の友清渉です。

 

きっしー:
瓜生島は、伝説や言い伝えによって誕生した島として有名です。

ともきよ:
島そのものが伝説になっているという事は、島はないの?

きっしー(右)とともきよ(左)
きっしー(右)とともきよ(左)

きっしー:
はい、島自体はないです。諸説ある中で、瓜生島の基となった場所があるんです。16世紀に遡るわけなので、その場所に砂州(さす)という上流からくる砂や石などが堆積して大きくなって沖の浜と呼ばれる場所ができました。
その後、地震が起きてしまい消滅したとされています。

ともきよ:
地震でその場所全体が、消えたということ?

きっしー:
先ほど語ったように沖の浜は、砂州が大きくなってできた場所です。土地は陸地よりも砂ですので脆いのです。地震により起きる液状化現象が大きく関わっているとされています。液状化現象とは、もともとの砂を支えている粒子が地震の揺れの衝激とその隙間に水が入り込み、支えきれずに泥となりその地盤が沈下することです。
また液状化現象が起きやすいとされている場所が「三角州(州)港、埋め立て地などです。ですから、沖の浜も三角州の一種ですので大きな影響を受けたというわけです。以上なのですが、更に詳しく知りたい方へ今回の情報部での参考資料です。どちらもウェブですので検索して参考にしてみてください。

朝日新聞デジタル2012年10月7日
「日本のアトランティス」液状化で沈む? 大分「瓜生島」
新・地震学セミナーからの学び 瓜生島沈没
http://www.ailab7.com/uryuu.html

ともきよ:
液状化の話聞いて、俺は千葉県浦安市というところだけど液状化の問題もあったけど今回の話で3.11のことを思い出した。

きっしー:
はい。そうですね。

担当

岸本匡史(東洋大学)

岸本匡史(東洋大学)

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