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第8回 被災地で活動した学生の体験談

 今回は、IVUSAを通して現地で活動した日本大学4年岩村 友香里の体験談です。

 私は今まで、東日本大震災の救援活動に7回参加させていただきました。初めて行った時は、震災から1カ月後の、2011年の4月です。その頃は、まだ復旧活動が必要だったので、主に瓦礫撤去や家財の運び出し、床下のヘドロかきを行いました。
 一番最近で活動をしたのは、IVUSAの災害救援活動22次隊(2012年6月29日~7月2日)と、23次隊(2012年7月13日~7月16日)です。宮城県亘理郡山元町にて、活動をさせていただきました。

被災地で活動した学生の体験談
岩村の活動中の写真です。

 IVUSAでは、“若者らしさ”や“学生らしさ”を大切にしているため、マンパワーが必要な力作業を行うことが多いのですが、その時は、「傾聴ボランティア」という活動をさせていただきました。仮設住宅やお宅を回って、「何か困っていることはありませんか?」と一軒一軒訪ねていく活動です。
 そこでは、それぞれのお宅のお母さんやお婆ちゃんから、震災当時の苦しかった話や復旧が進んでいく中での苦悩など、さまざまな話を伺うことができました。「自分の家の2階まで津波が押し寄せてきて、津波と一緒に人が流れてきたりもした」「今も、どうして自分だけ生きているのかわからない」涙を流しながら話してくれるお母さんもいらっしゃいました。
 私は、そんなお母さんたちの生の声を聞いて、この山元町という町で、必死に生きようとしている人たちがこんなにもいるんだということに気づき、改めて、胸が熱くなりました。

被災地で活動した学生の体験談

 東京に戻れば、いつもと同じ日常がやってきます。疲れた表情をしながら働く人、自分の世界だけに閉じこもる満員電車。なんだか、そんな光景が、ものすごく虚しく思えます。
 被災地には、自分の生きてきた土地で必死に生きようとしている人たちがたくさんいます。行かないとわからないことがたくさんあります。このラジオを聴いてくださっている方には、ぜひ一度、現地に足をはこんでほしいと思います。そこに行くことに、意味があるのだと思います。

担当

岩村 友香里(日本大学)

岩村友香里(日本大学・メインパーソナリティ)