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第7回 被災地で見たこと、感じたこと。そしてこれから

 国士舘大学3年石井 将です。今回の情報部では僕自身が実際に被災地へ救援活動に行き実際になにを見たか?感じたか?の体験談をお話しました。
 IVUSAは11月7日現在で計27回、東日本大震災の救援活動を現地で行ってきました。(1次隊、2次隊と呼んでいます)。
 僕が参加したのは2011年5月27日から宮城県気仙沼市で約3日間かけて行われた9次隊。震災から2ヶ月ほど経過した時期です。
 参加するまでは被災地の現状はテレビのニュース等の映像でしか見てきませんでした。正直な所、テレビで見る倒壊した家屋、津波の映像はあまりにも凄まじく、どこかで映画のワンシーンのようだと現実感が沸きませんでした。
 しかし、実際に被災地を訪れてみると、一面に瓦礫が広がり衝撃を受けました。僕たちが9次隊で行ってきた作業は、津波でやられた家財道具を外に運び出し、床板を剥がす、床下のヘドロをかき出す、かき出したら、石灰を撒く(シロアリ等が沸かないように)の4つの工程ですがこれだけで1日以上かかります。

被災地で見たこと、感じたこと。そしてこれから
床板を剥がす作業中、一番右が石井

被災地で見たこと、感じたこと。そしてこれから
家財道具を運んでいる様子。石井は左

 片づけた家財道具の中にはひな祭り人形があり、荷物置場に使わせていただいた南気仙沼小学校の体育館(津波の海水を吸ってしまい床板が盛り上がっていて使えない状態)には「6年生を送る会」の飾りつけが残されたまま、3月11日で時間が止まっているように感じたのを覚えています。
また、気仙沼市は港町であり、津波によって海水と一緒に魚が打ち上げられて、そのまま地面に残って腐ってしまい、現地に着いたときに硫黄のような臭いを感じたのも印象に残っています。僕はこの東日本大震災に救援活動を行い自分に何ができるか考えました。そのひとつがこの番組で体験談を伝えるということ、防災を考えるということです。
 僕は今回の震災に関して、皆さんに無理にボランティアに行けとは言いません。(もちろん行くということ自体は大賛成です。)
 しかし被災地に貢献する方法はいろいろあるはずです。街頭募金に寄付するのも良いし、観光に行くのも良いし、とにかく今回の東日本大震災をもう一度考えて見るのも良いと思います。そして防災について考えることで、有事の際、ただ救援を待つだけではなく、自分から動けるような人に自分自身なりたいと思いますし、皆さんにもなっていただきたいです。

被災地で見たこと、感じたこと。そしてこれから
南気仙沼小学校で円陣を組む様子

担当

石井 将(国士舘大学)

石井将(国士舘大学)